ジムニー×ランドクルーザー 英国で、比較試乗 優れた走破性とキャラ評価

公開 : 2018.11.18 17:40  更新 : 2021.01.28 18:18


番外編:英国編集部、マット・プライヤーのジムニー

新しいジムニーのデザインがカッコいいと話題になっている。しかし、ジムニーは以前からずっとカッコ良いクルマだったと思う。この写真に写っているのが、わたしのジムニー。SJ410型と呼ばれるクルマで、新型ジムニーのおじいさんに当たる。製造はスペインのサンタナ工場で行われていた。このジムニーがわたしの中ではベスト。

初代のLJ10型が登場した1970年以降、サムライ(ジムニーの輸出名)時代の1980年代も含めて、スズキは軽量なオフローダーをずっと作り続けてきた。小さなボディサイズに自然吸気エンジンを搭載し、独立したラダーフレームを採用し、ローギアを積んたトランスミッションを組み合わせて。

先代のジムニーでは、アフリカ・マラウイの山岳を運転したし、英国ミッドランドの採石場も走り回った。わたしの1989年型SJ410なら、殆どのクルマが家から出発できないような大雪の日でも、平気な顔で真っ白な大地を駆け回れるだろう。

それがジムニーが長年愛され、カッコいい理由。他にはまねをすることができない、移動手段なのだ。あらゆる場所を目指せる、価格のヒエラルキーとは無縁のクルマ。裕福な西側諸国のひとでなくても、手が届くクルマ。それがジムニーのカッコよさなのだと思う。

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