トヨタ・ランドクルーザー 250(1) レトロなボディ モダンな内装 オーラ生む屈強ハードを略説
公開 : 2025.07.25 19:05
特有のオーラを漂わせる、ランドクルーザー 250 2.8L直4ディーゼルは203ps 剛性50%増しのラダーフレーム 遥かにモダンな内装 本気のオフローダーとして充分快適 UK編集部が試乗
確かな信頼性が根源にあるオーラ
トヨタのランドクルーザーには、特有のオーラがある。過酷な環境で過ごす人々へ選ばれてきた、確かな信頼性が根源にあるように思う。人里離れた場所では、電気系統の些細な不具合も、乗り手を不安にさせるものだ。
他方、欧州市場では特に、オフローダーに対する要求は高くなっている。ランドローバーがディフェンダーを新世代へ進化させ、走破性はそのままに、乗用車へ迫る快適性を実現させたことも大きい。ランドクルーザーも、底上げが求められていた。

更に新興のイネオスは、BMW譲りのドライブトレインを利用したグレナディアを発売。古き良きディフェンダーの雰囲気を継承しつつ、現代的な製造品質と能力を叶えている。ランドクルーザーを検討する人の視野にも、入ってくるモデルだろう。
果たして、5代目として250を名乗る新世代は、2009年登場の先代から飛躍。ボディ別体のラダーフレーム構造ながら、新次元の運転体験が目指されている。レトロモダンなスタイリングだけではない、魅力的なオフローダーといえそうだ。
剛性50%増しのラダーフレーム
ランドクルーザー 250が基礎骨格とするのは、GA-Fプラットフォーム。ボディサイズは全長4920mm、全幅1925mm、全高1870mmで、ランドローバー・ディスカバリーと同等。四隅が面取りされており、取り回しに配慮されている。
フロントピラーが立ち上がり、広い視界を確保。ボディパネルは高張力鋼板で構成され、耐衝撃性に優れる。リアのオーバーハングは長めで、路面とボディが接する角度では、デパーチャアングルが少々不利。バンパーは、部分的に交換可能だ。

ラダーフレームは、先代からねじり剛性を50%上昇。スポット溶接は84か所も施される。前後ともリジッドアクスルだが、電動パワーステアリングを歴代で初採用。操舵の正確性を向上させている。フロントには、切り離し可能なアンチロールバーが備わる。
203psの2.8L直4ディーゼル 新しい8速AT
エンジンは、英国仕様では2.8L 4気筒ターボディーゼルのみ。最高出力203psと、最大トルク50.9kg-mを発揮する。アクセルペダルの応答性と燃費へ考慮し、新しい8速ATには多板ロックアップ・クラッチを実装。ギア比をクロスさせ、滑らかさも向上させた。
とはいえ、ディフェンダーと乗り比べると、実務的な印象は拭えない。エンジンはカラカラとノイズを発し、変速が25%速くなったとはいえ、ATの動きも素早くはない。

四輪駆動システムは、トルセン式センターデフ。リアデフの電子制御ロックの反応速度は、85%も高速化された。車重は、80Lのタンクを満たした状態で計測し、2503kg。遥かに多くの技術を搭載しながら、先代から約100kg増に留めている。
ドライブシャフトには、ダイナミックダンパー構造を採用。トルクの伝達を滑らかにし、悪路での走破性を高めたという。






































































































































































