クーペ・フィアット 中古車の故障は? 16V/20V、選ぶべきは 購入ガイド

公開 : 2019.01.03 10:10  更新 : 2021.01.30 21:48

俊足なグレードも

しかしながら、皆が望んでいたのは0-100km/hが6.3秒のターボエンジン(VTと呼ばれる)だった。それは今でも同じだ。1998年からフィアットはさまざまなバージョンを投入する。最初はVT LE(リミテッドエディション)で、ブレンボの赤いフロントブレーキキャリパー、エアロパーツ、プッシュ式エンジンスタートボタン、ストラット・ブレース、レカロシートを備えていた。

翌年には「プラス」が発売された。外観はLEとそっくりだが、ユニークなバッジはついていない。重要なのは、両バージョンともギアボックスが6速であることだ。

1999年にVT6が登場すると、6速ギアボックスが標準になった。1999年登録の5速VTという奇妙なモデルもあるかもしれない。ディーラーが在庫として発注し、売れるまでそこにあった貴重な? クルマだ。

もっとも高年式のクーペでも今や17歳で、ちょっとやれた感じがするかもしれないが、サスペンションをリフレッシュすればシャープで俊敏なハンドリングがよみがえる。エンジンはとてもタフだが、タイミングベルトとウォーターポンプの交換がきちんと行われているかどうかチェックしてほしい。3500ポンド(50万6000円)くらいの上物を見つけてしっかりメンテナンスして、価格の上がるのを楽しみに待とう。

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