2026年欧州版 最も注目すべきハイパーカー 7選(前編) 各ブランドの最高峰がズラリ 技術の粋を集め、限界に挑み続ける

公開 : 2026.08.27 11:45

デザイン、走行性能、実用性など、さまざまな観点からAUTOCAR UK編集部イチオシの「ハイパーカー」を7台紹介します。技術の限界を極めんとするハイパーカーは、性能的にもデザイン的にも常に最先端を走ります。

最先端を走る「トップ・オブ・トップ」

ハイパーカーは、性能と技術、デザインを突き詰めたクルマの究極形態の1つである。デザイナーやエンジニアたちは長年にわたり、ハイパーカーを通して自身の創造力を存分に発揮してきた。

物理法則を無視するかのような機敏さと性能を実現するなど、常に可能性の限界に挑み続ける存在でもある。そして、その販売価格は、開発に費やされた膨大な工数と限られた生産台数を反映している。

AUTOCAR UK編集部イチオシの「ハイパーカー」を7台紹介する。
AUTOCAR UK編集部イチオシの「ハイパーカー」を7台紹介する。

2026年、ハイパーカーの世界はかつてないほど多様化しており、高回転型V12エンジンを搭載したものから、鞭を打つような加速力を誇るEVまで、実に幅広いラインナップとなっている。EV特有の航続距離の制約を受けずにパフォーマンスを最大化するため、電気モーターとガソリンエンジンのを組み合わせたプラグインハイブリッド(PHEV)モデルさえ存在する。

この記事では、AUTOCAR UK編集部のロードテストチームが実際に試乗したモデルの中から、選りすぐりの7台を紹介したい。

1. アストン マーティン・ヴァルキリー

長所:圧倒的なパフォーマンス 史上最も過激な量産ロードカー 限界域でのハンドリングは想像以上に扱いやすい
短所:室内は極めて騒がしい ハードな運転では非常に乗り心地が悪い カーボンファイバー製ブレーキの制動力が物足りない

伝説的なF1エンジニア、エイドリアン・ニューウェイ氏の構想から生まれたこの英国製ハイパーカーは、究極のパフォーマンスを実現し、ラップタイムを塗り替えるために妨げとなるものを一切排除している。

1. アストン マーティン・ヴァルキリー
1. アストン マーティン・ヴァルキリー

軽量なカーボンファイバー製モノコックは強度を重視して設計されている。膝とほぼ同じ高さのボディは風洞実験のデータに基づいて造形され、アクティブエアロダイナミクスを備えている。

「2シーターと謳われているにもかかわらず、ドライバーの座るスペースはかろうじて確保されている程度であり、コスワース製エンジンが放つ耳をつんざくような轟音から身を守るには、ノイズキャンセリングヘッドホンが必須だ」
――AUTOCAR UK編集部

サスペンションも同様に凝っていて、車高調整システムにより空力荷重やコーナリングフォースが増大しても車体を安定させようとする。

しかし、最大の目玉は何と言っても自然吸気(ただしごくわずかに電動アシストが加わっている)の6.5L V12エンジンだ。最高回転数1万1000rpm、最高出力1155psを誇り、0-100km/h加速は2.5秒、最高速度は354km/hに達する。

乗れば五感が圧倒されることは間違いない。もし十分な度胸があれば、の話だが、サーキットをこれほど速く走れるクルマは他にほとんどない。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジャック・ウォリック

    Jack Warrick

    役職:常勤ライター
    クルマだけでなく、英国のローカルニュースとスポーツ報道にも精通し、これまで出版物、ラジオ、テレビなど、さまざまなコンテンツ制作に携わってきた。フォルクスワーゲン・グループの小売業者向けニュースウェブサイトの編集者を務めた後、2021年にAUTOCARに移籍。現在はその幅広い経験と知識を活かし、主にニュース執筆やSNSの運営を担当している。これまで運転した中で最高のクルマは、トヨタGRヤリス。一番のお気に入りだ。
  • 執筆

    サム・フィリップス

    Sam Phillips

    役職:常勤ライター
    AUTOCARに加わる以前は、クルマからボート、さらにはトラックまで、EVのあらゆる側面をカバーする姉妹誌で働いていた。現在はAUTOCARのライターとして、トップ10ランキングや定番コンテンツの更新、試乗記や中古車レビューの執筆を担当している。最新の電動モビリティ、クラシックカー、モータースポーツなど、守備範囲は広い。これまで運転した中で最高のクルマは、1990年式のローバー・ミニ・クーパーRSP。何よりも音が最高。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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