ミニ生誕60年 歴史と思い出を振り返る 限界への挑戦、まだまだ続く

公開 : 2019.03.03 07:50

番外編4:変わり種ミニ5選

「ミニミニ大作戦」のミニ

1969年に公開されたマイケル・ケイン主演のこの映画には、3台のミニ・クーパーが出演しているが、スタッフが用意した台数はもちろんそれどころではない。

徹底的な補強とチューンがなされた車両自体もさることながら、ミニが演じたカーアクションには驚かされる。

ランボ風ミニ

現代の車両にモディファイを行うのは容易ではないが、乗降時のドラマを求める向きには、この素晴らしい出来栄えを誇るランボルギーニ風のガルウイングドアを持つBMW製ミニはいかがだろうか?

ニューミニのモディファイでは、パワーアップやエアロパーツの装着が主流だが、クルマが古くなるにつれ、突拍子もないアイデアを実現したくなるのだろう。

アウトスパンオレンジ・ミニ

この球形をしたグラスファイバー製ボディの下にあるのは、ミニであり、少なくとも、そのドライブトレインは、パワートレインとサスペンションを支持するふたつのサブフレームの距離を簡単に縮められる特性を活かして搭載された、ミニのものだと言える。

AUTOCARでも巨大なダッカムスのオイル缶の形をしたミニに試乗して、その馬鹿馬鹿しさをご紹介したことがあるが、残念ながらこの車両には縁がなかった。ちなみに、ロールの大きさは如何ともしがたい。

ツウィニ

ツインエンジンのミニ・モークだ。この実験的な4 x 4モデルは、厳しかった1963年の冬に見せたその性能によって、市場性があると勘違いしたBMCによって、量産直前まで検討が進められている。

フロントとリアのエンジンは機械的には独立していたが、おなじく前後にあるギアボックスは、1本のレバーでまとめて操作する設計であり、シフトはこの世のものとは思えない固さだった。

V-TECミニ

ホンダのVTECエンジンを搭載するのはミニでは定番のモディファイであり、現代の高回転型FIエンジンによって、さらなるパワーをミニに与えることが可能だ。

フロントエンジンに加え、ミッドエンジンのミニも存在しており、223psのタイプR用エンジンを積んだ驚異の車両まで創り出されている。

くれぐれもお怪我のないように。

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