アンダー100ps パワーがなくても楽しめる乗り物5種 どれを選ぶ?

公開 : 2019.03.30 07:50  更新 : 2019.03.31 10:32

ロータス6

2CVなどのようなアンダーパワーなクルマに乗っていると、スムーズさやパワーマネジメントが身につくことから運転が上達するといわれている。これはロータス6にも当てはまることだ。ロータス黎明期である1954年に製造された6は、シンプルさの極みともいえるクルマだ。

パワートレインは複数用意されていたが、この1172ccのフォード製E93aエンジンは最も人気だった。この個体に搭載されていたエンジンはアフターマーケットのアクアプレーン製シリンダーヘッドとツインキャブレターが使用され、おそらく40ps程度を発揮している。

ABSやTCSなどの電子制御がないロータス6の運転には高い集中力が要求される。細い3.5インチ幅のホイールに収められたドラムブレーキは油圧式ではなく、ワイヤー式だ。そしておおくのひとがよりモダンなラック式ステアリングに変更しているが、この個体はそれすらオリジナルのままだ。このクルマがもたらす生の感触をありのままに捉えることができる。

この小さなロータスは狭い道ではジャガーXK120をも脅かす存在だったはずだ。ジャガーはよりパワーがあるもののブレーキは貧弱で、トラクションもいまいちだった。

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