ルノー・トゥイージー

最近のクルマで今回の条件に合致するのはなんだろうか。悩んだわたしはマット・ソーンダースとマット・プライアーに助けを求めた。スズキ・スイフトも候補に上がったが、以前ほど楽しいクルマではない。

スタンダードなフォード・フィエスタもイマイチだ。ケータハムにスズキ製のエンジンを搭載した130は良かったが、すでに生産が終了している。モーガン3ホイーラーも検討したところで、思いついた。ルノー・トゥイージーがあるではないか。

これは名案だ。わたしはこのルノー製EVに乗ったことがなかった。電動モーターはわずか17psと、今回の上限である100psをはるかに下回る。すでにパワー戦争が始まっているEV界において、最高速度はたったの80km/hだ。航続距離も50km程度に過ぎないこのクルマは、街乗りにおいて真価を発揮する。

英国の市街路がより綺麗に整備されていたらさらに楽しめたことだろう。なぜならこのルノーの乗り心地はあまりよくないからだ。細いタイヤを履き、奇妙なフィーリングのステアリングを操れば非常に楽しいドライブをすることができるのだ。笑みがこぼれずにはいられないだろう。

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