新型ランドローバー・ディフェンダーの外観 メーターパネルの表示で、明らかに 工場は英国外

公開 : 2019.06.28 17:45

生産 スロバキア工場で

ランドローバーは先日、これまで目撃されたテスト用車両よりもカモフラージュを減らしたプロトタイプの写真を公開した。そこにはアフリカ野生動物保護組織タスク・トラストが管理するケニアの1万4000ヘクタールにわたる土地で、丸太を積載したトレーラーをけん引したり、物資を運び、ライオンを追跡する新型ディフェンダーの姿が写っていた。

ランドローバーのエンジニア達は、このタフな四輪駆動車を、世界各地の最も過酷な環境へ持ち込み、120万kmにおよぶテスト走行を既に終えている。

ランドローバーは、新型ディフェンダーがディスカバリーと共に、ジャガー・ランドローバーが10億ポンド(約1430億円)を投じて新設したスロバキアの工場で生産されることも認めた。これまでディフェンダーは英国製であることを誇りとしてきたので、この決定は議論を呼ぶかもしれない。しかし設計や開発の作業はすべて英国ゲイドンの本社で行われていることを、ランドローバーは強調している。

新型ディフェンダーはこの数カ月の間に、何度もテスト中の姿を目撃されている。ニュルブルクリンク・サーキットでは、エンジニアが様々な状況に対応させるため、シャシーのファインチューニングとブレーキのセットアップを行っていた。

2020年に生産が始まるこの頑強な四輪駆動車は、これまで北アメリカでもテストを行っている様子が見られている。そこではトヨタランドクルーザーに対抗するため、標高4000mの高地や、マイナス40度の極寒から48度の高温まで、多岐にわたる「極限的な環境でテスト」されたという。

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