シトロエン100周年 成長戦略が成功 2019年後半、日本・世界での活動は?

公開 : 2019.07.25 06:10  更新 : 2021.03.05 21:42

創立100年を迎えたシトロエンは積極的です。「シトロエン 2019年ビジネス中間報告会」で、日本における活動と、100周年を記念したイベントの予定が発表されました。

text&photo:Kazuhide Ueno(上野和秀)

もくじ

新型C3 日本販売は3倍に
来年 インド参入へ
日本でも 100周年イベント

新型C3 日本販売は3倍に

最近シトロエンが日本で好調だ。かつての味わいを持つモデルたちは世界中で支持され、右肩上がりのセールスを続けている。また今年シトロエンは創立100周年という記念すべき年を迎え、フランス本国をはじめ日本でも様々な記念行事が予定されている。そこでこれまでの足跡とこれからの活動を説明する「シトロエン 2019年ビジネス中間報告会」が開かれた。

まずプジョー・シトロエン・ジャポン代表取締役社長を務めるクリストフ・プレヴォからシトロエン・ブランドの国内マーケットでの中間報告がなされた。

「4年前にシトロエンを持続可能なブランドにするため、われわれは本格的に計画を練り始めました。新たなプロダクト・プランとディーラー・ネットワークの再構築により、かねてより訴えていたアイコニック・ブランドとしてのコミュニケーションを立ち上げました」

「成長は結果に表れています。2019年上期を2015年上期と較べますとプラス83%もの成長を遂げました。あわせてショールームのリノヴェーションを進めることにも注力し、シトロエン中央(東京)では “ラ・メゾン・コンセプト” を導入し、“シトロエンニスト・カフェ” もスタートいたしました」

「プロダクト戦略としては2017年に新型C3を導入し、先代C3は平均月販が55台だったのに対し、新型は平均月販168台にまで拡大し、3.1倍もの売り上げを記録しています。また新規のお客様が多いのも特徴です」

「今回は新たに2つのSUVモデル(C3/C5エアクロスSUV)を加えて新たなステップを踏み出し、シトロエンならではの独自なブランド展開を進めてまいります」

続いて、世界のシトロエンに目を移してみよう。

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