台風被害を受けやすい駐車場の共通点 すぐできる 冠水/強風からウチのクルマを守るベストな方法

公開 : 2019.10.11 18:40  更新 : 2019.10.16 09:41

カバーも有効 飛ばされなぬよう固定

飛来物対策にはボディカバーを掛けることもある程度は有効だ。

また段ボールでクルマの周囲を覆うことや、古い毛布やタオルケットなどでガードして、その上からボディカバーをかぶせれば傷つき防止力はさらに高まる。

古い毛布やタオルケットなどでガードして、その上からボディカバーをかぶせれば傷つき防止に。
古い毛布やタオルケットなどでガードして、その上からボディカバーをかぶせれば傷つき防止に。

カバーが風でバタつくことで、ボディ表面に擦り傷ができることもある程度は防いでくれそうだ。
(古いクルマで塗装面が弱いクルマなど、ガムテープの粘着力でクリア層がはがれる場合があるので要注意! 筆者のクルマもクリア層がはがれたことがある。ガムテープを使うときはガラス面に限っている)

その際に大切なことは、カバーを飛ばされないようしっかり括り付けておくこと。カバーが飛んでしまえば元も子もない。

また、当然のことだが風が強くなってからではこの作業はなかなか厳しくなる。風の影響がまだ少ないうちにカバーを掛ける対策は行っておきたい。

ご近所さんに迷惑はNG 周辺のチェックも

自分のクルマを守ることはもちろん大事だが、近隣のクルマにキズを付けないように配慮することも大切だ。

つまり自ら、「飛来物」による加害者になってはいけないということである。

愛車のみならず、近隣のクルマへの配慮も必要。 撮影:加藤博人
愛車のみならず、近隣のクルマへの配慮も必要。 撮影:加藤博人    加藤博人

台風15号の際には、物干し竿が飛んで行く例が多かったようで、Twitterでトレンド入りしていた。物干し竿のような、空気抵抗が低そうなものでも風にあおられて落下することもある。

マンション高層階のベランダから落下したような場合、そこにクルマがあればボディに大きなダメージを与えてしまう危険もある。

物干し竿は外して部屋の中に入れておくことをお勧めする。また、カーポートの屋根が風で破損し強風で飛ばされるケースも想定される。駐車場においてあるゴミ箱や洗車道具が隣人のクルマにとって凶器となる場合もある。

風雨が強まる前に、これらのものも片付けておきたい。

「そんなの当然、いつもやってるよ!」というクルマ民度の高い読者の皆様には不要な情報かもしれないが、今回の台風19号は台風15号の10倍とも。(予報によると15号は約12万km平方メートル、19号は約140万km平方メートル)広範囲で長期間、大荒れの期間が続く恐れが大きい。

いつもより範囲を広げて台風対策を講じておくことをお勧めする。

関連テーマ

おすすめ記事

 

災害の人気画像