【オーロラを追いかけて】ロールス・ロイス・ドーンで行く オーロラ見学ツアー 後編

2020.02.16

サマリー

英国でもオーロラが見えることをご存知だったでしょうか? 今回は英国版AUTOCARスタッフが、ロールス・ロイス・ドーンに乗ってオーロラを追いかける旅へと出ました。オーロラ予報をチェックしながら北限の地を目指した彼らですが、さしものドーンにも不可能はあったようです。

もくじ

傘も特別
非現実的な滑らかさ
もっとも高価な避難小屋
幸運な乗客たち
ドーンの二面性
番外編1:旅のルート
番外編2:世界オーロラ紀行

傘も特別

まだ1晩残されており、Kp予報はわずか2だったが、ケーン・ゴームの山々に広がるスキーエリアでは晴天が予想されており、ここでは2週間前、アマチュアカメラマンのケース・ピグドンが見事なグリーンのオーロラのカーテンを撮影している。

この場所へと時間どおりに辿り着くには、昼前にはMVアルフレッドに乗り込む必要があったため、と睡眠は諦めるしかなかった。

この傘もロールス・ロイス品質だ。
この傘もロールス・ロイス品質だ。

荷物をまとめると、チャーチル・バリアーズを越えてセント・マーガレッツ・ホープへと向かった。

平日のオークレー諸島へと向かうありふれたクルマや荷物に混じって、ここでは場違いな印象を与えるドーンもフェリーへと乗り込んでいる。

ふたたびの快適な船旅を楽しむ前に、ジョン・オ・グローツで給油を行っている。

叩きつけるような雨のなか、フロントフェンダー内部に傘が仕込まれているのを知って安心したが、もちろん傘もこのクルマの特別なカラーリングに合わせたブラックとレッドだ(当然この傘も非常に滑らかに開く)。

崖の上から見る美しい虹と青空が期待を高めたが、われわれはインヴァネスのエンドウ豆のスープに夢中だった。

それでも、この虹と青空のセットはレーシーのカメラマンとしてのセンスを刺激したようで、彼は日没までにケーン・ゴームに辿り着けるかと訊いてきた。

非現実的な滑らかさ

スキー場の駐車場へと続く最後のヘアピンでは、さすがにドーンのアクティブアンチロールバーもその巨体のわななきを抑えることは出来ないようだった。

だが、一旦ボディの動きが収まると、ドーンはふたたびコーナリング中の盤石とも言える落ち着きを取り戻している。

11年:太陽周期の長さだ。次の拡大期は2023年から2026年の間にやってくると予想されている。黒点の活動が活発化することでオーロラの発生率が上がる。
11年:太陽周期の長さだ。次の拡大期は2023年から2026年の間にやってくると予想されている。黒点の活動が活発化することでオーロラの発生率が上がる。

それでも、やはりこのクルマではゆっくりと走るのが最高であり、霧を抜け驚くほど気温が高まるとともに、素晴らしい写真を撮影することが出来ると確信するまでは、スローペースのまま山裾を進んで行った。

ちょうど雲と雲の間に挟まれたこの場所からであれば、下からはアビモアの街の光を、上からはその日最後の太陽の光を見ることができた。

まだ夕方であり、近づきつつある嵐も音だけだったので、暖かいシートを倒して迫力満点の景色を楽しむべく、ドーンのルーフを下ろすことにした。

一旦食事となによりも必要な仮眠をとるべくアビモアのホテルへと戻ったものの、午後11過ぎにはふたたび山へと帰ってきた。

スキーエリアへと続くスムースな路面のB級路は厚い霧のなかを曲がりくねっており、そのなかをドーンはまるでシミュレーターのような、非現実的なほどの滑らかさで進んで行く。

道路脇には、木々のなかに潜む野生動物に対する注意喚起のための標識が立っているが、こうした標識がさらにこの非現実的な感覚を強くする。

 

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