【失敗したくない】新型トヨタ・ハリアー どのメーカーオプションを選べばいい? 考えてみた

公開 : 2020.06.24 05:50  更新 : 2021.10.13 12:20

6月17日についに発売となった新型ハリアー。早くも人気車種になることは間違いないところ。納期がかかるからこそ、変更が利かないメーカーオプションは吟味したい。「後悔しないオプション」を小鮒康一が考えます。

新型ハリアー メーカーオプションは

text:Kouichi Kobuna(小鮒康一)

6月17日についに発売となった新型ハリアー。4世代目となるこのモデルは再びグローバルモデルとなった。

先代からさらにアップデートされた内外装なども含め、早くも人気車種になることは間違いないところ。

トヨタ・ハリアー(2020年モデル)
トヨタ・ハリアー(2020年モデル)    トヨタ

一説にはすでに納期が半年以上かかるグレードもあるようで、早く注文を入れないと……と焦っている人もいるかもしれない。

しかし、納期がかかるからこそ、変更が利かないメーカーオプションは吟味したいところ。注文してから6か月もの間、後悔し続けるのは精神衛生上よろしくないのだ。

ということで、まずはもっとも大掛かりなメーカーオプションのひとつである「調光パノラマルーフ」(19万8000円)から。

通常鉄板であるルーフパネルをガラスにするのだから、後付けはほぼ不可能と言えるアイテムだ。

これはガラスに挟み込まれた調光フィルムに電圧をかけることで、透過状態から調光状態に瞬時に切り替えることができるもので、レクサスにも採用されていない初の技術となる。

さらにシェードも電動で開閉できるほか、Tコネクトを契約すれば音声認識操作もできるハイテクぶり。

ただし、パノラマルーフということで、サンルーフとは異なりガラス自体の開閉はできないのが玉にキズ。また、最上級グレードのZ系でしか選択できないのも難点と言えるだろう。

12.3インチ大型ナビゲーションは?

最上級グレードのZ系には標準装備となる、12.3インチの大型ディスプレイを備えたSDナビゲーションとJBLプレミアムサウンドシステムのセット。

これがG系になると36万9000円のメーカーオプションとなる(Sには設定なし)。

トヨタ・ハリアーが組み合わせるTコネクトSDナビゲーション。
トヨタ・ハリアーが組み合わせるTコネクトSDナビゲーション。    トヨタ

専用通信機も備え、Tコネクトに加入すればコネクテッドカーとなるアイテムではあるが、車両価格の10%近くにもなる高額オプションのため悩ましいところ。

そもそも、このオプションを選択しなくても標準で8インチの画面を持ったディスプレイオーディオが備わるし、ディーラーオプションのナビキット(Tコネクト対応で11万円)も用意されている。

純正ならではのフィッティングや保証期間は魅力だが、ハリアーほどの人気車種であれば、アフターメーカーから専用のナビキットもリリースされるだろうから、購入後にアップグレードを検討しているユーザーであれば、あえて装着しないという選択肢もあるのではないだろうか。

ナビに付随するオプションとしては、最上級グレードのZ系に設定される「パノラミックビューモニター(シースルービュー機能付)」(6万500円)が存在する。

これは、車両を上から見たような映像をナビ画面に表示してくれ、ボディやシートを透かして見たような透過表示もしてくれるもの。

見切りが良いとは言えない最近のモデルなだけに、運転に自信がない人は選ぶ価値があるかもしれない。

一度ぶつければ、オプション代以上の出費は確実だ。

記事に関わった人々

  • 小鮒康一

    Koichi Kobuna

    1979年生まれ。幼少のころに再放送されていた「西部警察」によってクルマに目覚めるも、学生時代はクルマと無縁の生活を送る。免許取得後にその想いが再燃し、気づけば旧車からEV、軽自動車まで幅広い車種を所有することに。どちらかというとヘンテコなクルマを愛し、最近では格安車を拾ってきてはそれなりに仕上げることに歓びを見出した、尿酸値高い系男子。

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