【価格/サイズ/内装は?】日産キックスeパワー 2020年の新型SUV、6/30発売 プロパイロット/燃費/スペックを解説

公開 : 2020.06.24 12:25  更新 : 2020.06.24 12:46

日産が「キックスeパワー」を日本発表。新型のコンパクトSUVで、電動パワートレイン「e-POWER」を搭載。全長4290mm、全幅1760mmというサイズです。価格、燃費、スペック、インテリアをご紹介します。

はじめに キックスe-POWERとは

text:Wataru Shimizudani(清水谷 渉)

6月24日。日産はコンパクトクラスのクロスオーバーSUV「キックス」を発表し、6月30日から発売する。キックスは、日本市場では間もなく販売を終了するジュークに代わるモデルで、内外の多くのライバルたちと鎬を削り合うことになる。

キックスという名は、1990年代から日産はコンセプトモデルで使っていたが、2008年に三菱からパジェロミニをOEM供給されたときに、この車名を市販車に採用した。

日産キックスeパワー(e-POWER)。
日産キックスeパワー(e-POWER)。

2016年に発表された2代目となるキックスは、日産の世界戦略車の1台となり、コンパクトクラスのクロスオーバーSUVとなった。現在、中国や北米、東南アジアなど、多くの国で既にキックスは販売されている。

今年の5月に、タイで生産されているキックスはビッグマイナーチェンジされ、パワートレインにeパワー(e-Power)を搭載した。今回、日本で発売されるキックスeパワーは、このタイで生産されているモデルとなる。では、その概略を紹介していくことにしよう。

キックスe-POWER 外観

キックスのサイズは、全長4290×全幅1760×全高1610mm。ホイールベースは2620mm。先代のモデルと言えるジュークよりも155mmほど長く、5mmほど幅は狭く、45mmほど高い。

全幅で3ナンバー扱いとなるが、最近はコンパクトカーでも1700mmを超えるクルマは少なくないから、さほど気にはならないだろう。ただし、車高は1600mmを超えるので、立体駐車場に入れるのは難しそうだ。

日産キックスeパワー(e-POWER)。
日産キックスeパワー(e-POWER)。

フロントマスクには、最近の日産車のアイデンティティである「Vモーショングリル」が用いられている。各ピラー部をブラックアウトすることで屋根がボディから切り離されたように見える「フローティングルーフ」も取り入れて、力強さとスタイリッシュさを表現。ヘッドランプにはLEDを採用して、存在感を放つデザインとしている。

先代にあたるジュークは、フロントまわりをはじめ独特のデザインで、若者には受けたがコンサバティブな年配の方たちには敬遠されることもあった。このキックスは最近のクロスオーバーSUVらしい、力強さを感じさせながらも奇をてらったところがないデザインだから、幅広いユーザーから支持されそうだ。

ボディカラーは、モノトーンが9色、2トーンが4色の全13色からなる。豊富なバリエーションで、ユーザーのニーズに合う色選びが可能となっている。テーマカラーであるプレミアムホライゾンオレンジとピュアブラックの2トーンは、オレンジタンのインテリアと組み合わせることで、自信あふれるスポーティさを最大限に引き出している。

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