【エネルギー業界に革命を】ハイペリオンXP-1 水素燃料 電動スーパーカー 300台限定 2021年生産開始予定

公開 : 2020.08.24 20:10

米国の新興企業ハイペリオンは、水素を燃料とする電動スーパーカー「XP-1」を発表しました。水素燃料電池と小型軽量のスーパー・キャパシタにより、航続距離1609km、0-97km/h加速2.2秒を達成するそうです。

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ハイペリオンXP-1
2021年生産開始予定

ハイペリオンXP-1

text:Tom Morgan(トム・モーガン)

アメリカの新興企業であるハイペリオン(Hyperion)は、水素を燃料とする電動スーパーカー「XP-1」を発表した。

自動車業界で、水素テクノロジーの採用が増えるなか、発表された2シーターのXP-1は、水素燃料電池とスーパー・キャパシタ・ストレージを組み合わせ、複数の電気モーターに電力を供給する。

ハイペリオンXP-1
ハイペリオンXP-1

パフォーマンスの詳細はあまり明かされていないが、駆動力は4つのすべてのホイールに送られ、最高速度は356km/h、0-97km/h加速は2.2秒を達成すると言われている。

スーパー・キャパシタは、従来のリチウムイオン・バッテリーよりも小さくて軽いため、XP-1は車両重量1032kgの軽さを実現する。

ハイペリオンは、軽量化により、同等のパワーでも重量が重いフルEVのスーパーカーよりも、ハンドリング性が向上すると述べている。

ピークパフォーマンスで長時間走行した後、オーバーヒートする可能性のある現行のBEVテクノロジーとは異なり、スーパー・キャパシターは温度の影響を受けず、一貫したパフォーマンスを提供する。

それほど多くのエネルギーを保持することはできないが、1:1の充電と放電の比率は、非常に効率的だ。

2021年生産開始予定

最近発表されたハイブリッド・ハイパーカー「ランボルギーニ・シアンFKP37」もこの技術を採用しているが、小型バッテリーの充電は、回生ブレーキからのみとなっている。

XP-1のカーボンファイバー水素タンクは、5分未満で補充が可能で、法定速度で1609kmの航続距離を実現する。

ハイペリオンXP-1
ハイペリオンXP-1

ハイペリオンはまた、全米に渡る水素補給ステーションの設置を計画している。

同社のCEOであるアンジェロ・カファンタリスは「航空宇宙エンジニアは、長い間、水素が宇宙で最も豊富で、最も軽い元素であると、その利点を指摘してきました」

「(XP-1の登場は)水素をエネルギー利用することにより実現可能なほんの一例にすぎません」

「この燃料の可能性は無限であり、エネルギー業界に革命を起こすでしょう」

現在プロトタイプの段階にあるXP-1は、ソーラーパネルを兼ねたアクティブなエアロダイナミクスを特徴としており、太陽の位置にあわせ向きを変える機能を備えている。

カリフォルニアを拠点とするハイペリオンは、NASAを含む宇宙機関やエンジニアリング会社に、水素推進システムを供給している。

同社は、2021年にXP-1の生産開始を目指しており、世界中に300台が提供されることとなっている。

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