【マウンテンバイクを積んだ日曜日】ホンダCR-V ハイブリッド(4)長期テスト

2020.08.29

サマリー

世界で最も売れているSUVの1台が、ホンダCR-V。5代目も従来どおり快適で洗練され、車内は広々。一方でハイブリッドを獲得したことが特徴です。期待通りの仕上がりなのか、長期テストで英国編集部が確認します。

もくじ

積算1万866km CR-Vの車内の音環境
積算1万1268km マウンテンバイクを積んで山へ
知的な四輪駆動システム
温かい山小屋のような安心感
テストデータ

積算1万866km CR-Vの車内の音環境

text:Mitch McCabe (ミッチ・マッケイブ)
translation:Kenji Nakajima(中嶋健治)

 
9本のスピーカーとサブウーハー。デジタルイコライザー。木目調のパネルと、ゆったりしたレザーシート。ホンダCR-V ハイブリッドの静かな車内は、さながら、ちょっとしたレコーディング・スタジオのようだ。

実際、CR-Vでは、動画配信用の音声を収録することがある。ホンダのロードノイズや風切り音を低減する取り組みは、AUTOCARの仕事効率の面でも、大きなプラスになっている。

ホンダCR-V 2.0i-MMDハイブリッドSR AWD eCVT(英国仕様)
ホンダCR-V 2.0i-MMDハイブリッドSR AWD eCVT(英国仕様)

積算1万1268km マウンテンバイクを積んで山へ

夏が過ぎようとしている。外は涼しく、雨が降っている。マウンテンバイクへ乗るのには、悪くない天気だ。SUVに乗るのにも、丁度いい。

グローブとヘルメット、着替え用の服、ほとんど味のしないシリアルバーをバッグに詰めて、CR-V ハイブリッドに積んだ。

ホンダCR-V 2.0i-MMDハイブリッドSR AWD eCVT(英国仕様)
ホンダCR-V 2.0i-MMDハイブリッドSR AWD eCVT(英国仕様)

リアハッチを開けると便利な位置にレバーが付いていて、リアシートを簡単に倒せる。広大で平坦な荷室空間が誕生する。

最近のクイックリリースというメカが付いている自転車は、簡単に小さく分解できる。前輪を外し、サドルを下げる。あっという間に、泥の残ったマウンテンバイクをCR-V ハイブリッドの荷室に積み込めた。荷室の開口部に段差もなく、積み降ろしも楽だ。

リアガラスだけでなくミラーにも熱線が入り、冷えた朝でも曇る心配はない。フロントガラスもクリアなまま。

知的な四輪駆動システム

多くのサイクリストは、日曜日の朝に活力が溢れている。でも筆者の場合はビデオ撮影をこなし、4杯目のコーヒーを飲んだ後くらい。つまり、そんなに元気ではない。

午前10時半に、マウンテンバイクを楽しめる目的のスポットへ着いた。駐車場にはすでに、フォルクスワーゲンのバンや、ランドローバー・ディフェンダーが並んでいる。朝の9時前からはいるのだろう。

ホンダCR-V 2.0i-MMDハイブリッドSR AWD eCVT(英国仕様)
ホンダCR-V 2.0i-MMDハイブリッドSR AWD eCVT(英国仕様)

駐車場で空いている場所は、凸凹なエリアだけ。水たまりもひどい。長期テストのCR-V ハイブリッドには、知的な四輪駆動システムが付いている。一番グリップの効いているタイヤへ、より多くのパワーを分配することが可能だ。

筆者はゆっくりと水たまりを進む。チーターが獲物へひっそり近づくように、地面に4本のタイヤを伸ばし、EVモードで音も立てずに走る。

英国ホンダは先日、前輪駆動のCR-V ハイブリッドを貸し出してくれた。山の泥だらけの駐車場なら、四輪駆動のトラクションと比べると、差があるはず。

ハイブリッドの電気モーターが生み出す即時的なトルクは、停止状態から勢いの良い発進加速を与えてくれる。路面が滑りやすい雨の日では、前輪駆動のCR-Vは舗装路でもトラクションが不足する場合があるとわかった。

 
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