【実現しなかったのもわかる?】風変わり、いや失敗作なコンセプトカー12選

公開 : 2020.08.29 18:10  更新 : 2021.03.05 21:42

毎年数多くのコンセプトカーが登場しますが、すべてが市販化されるわけではありません。最初に披露されたときには刺激的で注目を集めたものの、未来を形作ることなく終わったコンセプトカーをご紹介します。

もくじ

未来を形作るコンセプトカー
不出来なお気に入り
ミニ・スピリチュアル
フォルクスワーゲンUp!
レクサスLF-SA
BMW E1
サーブ・フェニックス
シトロエン・ラコステ
別の形で実を結んだコンセプト
変わり種の燃料を使うクルマ

未来を形作るコンセプトカー

text:AUTOCAR UK編集部
translator:Takuya Hayashi(林 汰久也)

自動車業界は常に未来にこだわってきた。メーカーは将来の自動車を形作るデザインや技術を予測し、表現しようとしてきた。そしてその努力は、コンセプトカーという形で世界に姿を現す。

一口にコンセプトカーといっても、様々な形がある。その多くは、近い未来に登場するクルマのプレビューであり、新型車への関心と理解を高めるために公開される。

ミニACV 30
ミニACV 30

他には、特定の技術や機能、デザイン要素を強調して紹介するように設計されているものもある。また、遠い未来のクルマがどうなっているか予測する概念的なものも存在する。

多くの場合、こうしたコンセプトカーは研究開発のためだけでなく、社会的関心を高めるために作られる。中には、モーターショーが間近に迫っていて、実際に展示するものがなく、手元にあるものをかき集めて、かろうじて完成したモデルもある。

仮にモーターショーが衰退したとしても、コンセプトカーの終焉につながるとは思えない。展示台の枠を埋めるだけではなく、業界にとっても有用なツールである。

自動車の世界がどこに向かっているのかを知るには、コンセプトカーを見るのが最適だ。特に、EVやコネクテッドカー、自動運転技術が台頭し始めている今、未来予測には重要な鍵となる。

2016年のフォルクスワーゲンIDコンセプトは、MEBプラットフォームと新しい「ID」ブランドを立ち上げるために使用された。そのデザインは市販車のID.3でもほとんど変更されなかった。

注目すべきことに、IDコンセプトに続いてCrozz、Buzz、Vizzion、Roomzzなど、今後数年の間にIDファミリーに加わるであろう多くのコンセプトも登場している。

不出来なお気に入り

コンセプトカーには、新技術と市販車のプレビューを融合させたものもある。

最近発表されたルノー・モルフォズは、ボディが変形するという画期的なアイデアを紹介するとともに、次期量産型電動SUVのプレビューとして登場した。

ベンチュリー・エレクトリック
ベンチュリー・エレクトリック    ベンチュリー

アウディは4つのコンセプトシリーズを制作し、サブスクリプションによるカーシェアリングのビジョンを披露した。しかし、その中にはMEBベースの小型ハッチバック(AI:ME)や新型スーパーカーのプレビューも含まれていた。

市販化されないコンセプトカーでも、未来を見せることができる。ボルボは新ブランド「ポールスター」を立ち上げ、現在のブランドのアイデンティティに合わないスポーティなコンセプトカーを活用しようとしている。

他にも、フォルクスワーゲンは1997年から2001年にかけてスーパーカーのコンセプトカーを開発している。パワフルなW12エンジンを開発するために使用され、一連のスピード記録を打ち立てた。このエンジンは後にブガッティのW16の開発に役立てられた。

生産意図のないコンセプトカーであっても、未来を導くことができるのだ。プジョーの美しいクーペ「eレジェンド」は、市販車のプレビューとしてではなく、将来の自動運転車がいかに「エモーショナル」なものかを実証するために作られた。

しかし、すべてのコンセプトカーが役に立つわけではない。技術が実を結ばなかったり、メーカーの優先順位が変わってしまったり、あるいは世間の反応が悪かったりするからだ。

未来予測は常に当たるわけではない。しかし、ショールームに届かなかったコンセプトカーの多くは、今でも評価に値するものだ。

そこで、英AUTOCARのチームに、未来を形作るには至らなかったコンセプトカーの中から、お気に入りのものをピックアップしてもらった。

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