【パワートレインだけじゃない】マツダCX-5、CX-8改良新型 見どころは? 新フロントグリル採用車も

公開 : 2020.12.03 11:35  更新 : 2021.10.11 09:38

中核SUVの年次改良 注目は?

正常進化が図られた「CX-5」と「CX-8」だが、今回の年次改良では、フラッグシップSUVとしてのCX-8のポジショニングが改めて強化されたのが大きなポイントだ。

CX-8は、上級グレードにセンターコンソール付きの2列目キャプテンシートを備えたことで、ビジネスカーや上級車など幅広いニーズをカバーして、顧客層を拡大したが、より上級車らしい演出も求められるように。

改良新型CX-8エクスクルーシブ・モード(プラチナクオーツメタリック)
改良新型CX-8エクスクルーシブ・モード(プラチナクオーツメタリック)    上野和秀

今回の改良では、そんな市場の声に応えた形だ。

とくにCX-8に新設定された上品な「プラチナクォーツメタリック」は、その象徴といえよう。

2台の走りの質感を高めながらも、CX-8が単に大きなCX-5ではなく、CX-8独自の価値を高めたことが、今回の改良のポイントといえる。

マツダは、多用途向けのフラッグシップモデルとして、CX-8のさらなる活躍に期待しているようだ。

なお、改良新型CX-5の価格は、267万8500円~414万1500円。改良新型CX-8の価格は、299万4200円~510万9500円となっている。

記事に関わった人々

  • 上野和秀

    Kazuhide Ueno

    1955年生まれ。気が付けば干支6ラップ目に突入。ネコ・パブリッシングでスクーデリア編集長を務め、のちにカー・マガジン編集委員を担当。現在はフリーランスのモーター・ジャーナリスト/エディター。1950〜60年代のクラシック・フェラーリとアバルトが得意。個人的にもアバルトを常にガレージに収め、現在はフィアット・アバルトOT1300/124で遊んでいる。

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