【乗り心地や操縦性を向上】トヨタ・ハイラックス2.8 インビンシブルXへ試乗 小変更

公開 : 2020.12.24 10:25  更新 : 2021.01.28 17:52

トヨタの信頼性を象徴するようなクルマ、ハイラックスがフェイスリフトし、エンジンは2.8Lへ拡大。乗り心地やハンドリングも向上し、快適性を高めています。リフトアップされたインビンシブルXを、英国編集部が評価しました。

欧州で一番売れているピックアップ

text:Matt Saunders(マット・ソーンダース)
translation:Kenji Nakajima(中嶋健治)

 
自動車市場は変化している。2019年の英国では、スポーツカーと呼ばれるクルマより20%も多く、ピックアップトラックが売れたという。

2017年以降、英国では毎年5万台前後のピックアップトラックが買われている。少ない税金目当てだけではない。

トヨタ・ハイラックス・ダブルキャブ2.8 D-4D インビンシブルX(英国仕様)
トヨタハイラックス・ダブルキャブ2.8 D-4D インビンシブルX(英国仕様)

装備が充実し、上質なダブルキャブのピックアップを、個人的に好んで買うユーザーが多いのだ。いわゆる、ライフスタイル・ピックアップと呼ばれる志向だ。

週末は、アクティブにアウトドアで過ごしたいと考える英国人は少なくない。そんな人たちが、上級なピックアップを選ぶ傾向にある。

AUTOCARの読者の場合は、オープンのマツダロードスターポルシェボクスターで、アウトドアを感じたいと思う割合の方が高いかもしれない。好みはそれぞれあって良い。

2015年に発売されたトヨタ・ハイラックスは、今も欧州で一番売れているピックアップトラックだ。少しラフで、凄くタフ。重たい荷物も難なく運んでくれる。しかし、ライフスタイル・ピックアップというトレンドには、うまく乗れていなかったように思う。

でも新しいインビンシブルXなら、凛々しくリフトアップされ、ちゃんとトレンドについていける。フェイスリフトを受けたスタイリングに、無骨なルックスのボディキットが与えられ、ハイラックスの無敵さを高めている。

エンジンは2.8Lの4気筒ディーゼルターボ。最高出力は203psを得ている。

快適で居心地の良いインテリア

JBL社製のプレミアム・ハイファイオーディオにLEDヘッドライト、アンビエントライト、2トーンのレザーシートなど、標準装備も充実。ダブルキャブだから、子供だけでなく大人も充分過ごせるリアシートも付いている。

着座位置の高い運転席によじ登れば、見晴らしの良い視界が得られる。ダッシュボードは、商用車的な全面グレーのプラスティックではなく、ピアノブラックのパネルに、ブラシ仕上げのアルミニウム風トリムがあしらわれている。

トヨタ・ハイラックス・ダブルキャブ2.8 D-4D インビンシブルX(英国仕様)
トヨタ・ハイラックス・ダブルキャブ2.8 D-4D インビンシブルX(英国仕様)

運転環境は、非常に快適で居心地がいい。レーダー・クルーズコントロールや車線維持支援システムなども備わり、安楽な運転をサポートしてくれる。ステアリングのテレスコピック(前後)調整の幅がより大きければ、さらに快適な運転姿勢が取れそうだ。

JBLのステレオは、期待通りの高音質。お好みの音楽を再生すれば、さほどうるさくないディーゼルエンジンのノイズを、効果的にかき消してくれる。

排気量が2.8Lへ増やされたエンジンだが、従来の2.4Lよりややおとなしい印象を受ける。トレーラーの牽引時やオフロード走行に合わせるように、アクセルレスポンスの調整を受けたためだという。

少し速めのペースで走るには、アクセルペダルを深めに踏む必要がある。エンジンからは不機嫌そうなノイズが響いてくるが、充分なパワーは引き出せる。高速道路や追い越し加速時でも、従来より軽快に走れる。

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