【ハンサムなSUVにPHEV追加】プジョー3008 ハイブリッド225へ試乗 1.6L+シングルモーター

公開 : 2021.01.12 10:25  更新 : 2021.07.27 14:51

並み居るクロスオーバーでスタイリング自慢の1台といえる、プジョー3008。プラグイン・ハイブリッドの投入で、さらなる販売拡大を狙います。充分な加速力と洗練度を備えるものの、高速域は少し苦手な様子。英国編集部が評価しました。

見た目の良いクロスオーバーがフェイスリフト

text:Matt Saunders(マット・ソーンダース)
translation:Kenji Nakajima(中嶋健治)

 
モデル中期のフェイスリフトとして、プジョー3008に改良が加えられた。2017年に欧州カー・オブ・ザ・イヤーにも選ばれた、ルックスの良いクロスオーバーだ。

スタイリングの評価は高かったから、見た目の変化は小さい。新しいヘッドライトにフロントバンパー、グラデーションのようにラインの密度が変化するラジエターグリルなどが、わかりやすい違いとなる。

プジョー3008 ハイブリッド225 アリュール・プレミアム(英国仕様)
プジョー3008 ハイブリッド225 アリュール・プレミアム(英国仕様)

英国の上級トリムグレードとなるGTやGTプレミアムでは、ブラック・パッケージと呼ばれるドレスアップ・キットも選べるようになった。ボディで明るく輝くクロームメッキ部分などが、ダーククロームとグロスブラックに交換される。

プレミアムカーのカスタムでは近年、マーダードアウトと呼ばれるコーディネートが流行している。クルマ全体を黒く仕上げるスタイルで、プジョーのショールームでも、それに近い仕上がりが選べるようになったというわけ。喜ぶ人もいるだろう。

既存の3008のオーナーが羨ましく感じそうな変更も、内面では加えられている。ただし、スタイリングの違いが限定的だから、今までの3008がすぐに古びることはない。賢明な手の加え方だといえ、3008の個性ある存在感に変わりはない。

2種類の1.6LガソリンのPHEVが追加

インテリアを眺めてみると、新しい内装素材が与えられている。試乗車には、ミストラル・コリンと呼ばれるハーフ・レザーシートが付いていた。装飾トリムも選択肢が増やされている。

ダッシュボードには大きな違いはないが、インフォテイメント・システム用のタッチモニターは、サイズアップ。モニター式のメーターパネルも新しくなり、運転支援システムも拡張されている。

プジョー3008 ハイブリッド225 アリュール・プレミアム(英国仕様)
プジョー3008 ハイブリッド225 アリュール・プレミアム(英国仕様)

今回のフェイスリフトの肝となるのが、エンジン・ラインナップの拡充。兄弟モデルといえるヴォグゾール(オペル)・グランドランドXに並ぶように、プラグイン・ハイブリッド(PHEV)が選べるようになった。

追加されたのは、出力違いのハイブリッド225とハイブリッド300。ハイブリッド300では、プジョー製の1.6Lガソリンターボ・エンジンに2基の電気モーターを組み合わせ、四輪駆動の構成となる。

一方、ハイブリッド225の場合はエンジンは同じ1.6Lだが、電気モーターが1基となり前輪駆動。英国の税制で見れば、EVモードでの航続距離が少し短いハイブリッド225の方が税率は高いが、価格は3万7000ポンド(499万円)と手頃になる。

今回は、3008 ハイブリッド225を選んだ。システム総合での最高出力は225psあり、充分な加速力と洗練されたドライビング体験を提供してくれる。駆動用バッテリーが空になっても、110km/h程度の巡航走行で14.9km/Lという、良好な燃費も実現している。

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