【価格/サイズ/内装は?】シトロエンC3改良新型 フロントフェイス/エアバンプ、新デザインに ADASも解説

公開 : 2021.01.08 19:25  更新 : 2022.02.24 19:23

改良新型C3 内装

インテリアでは、運転者と同乗者にリビングのような居心地の良さとくつろぎを提供すべく、シトロエン・アドバンストコンフォートのコンセプトをさらに色濃く導入している。

これまでも、その快適性と気楽さで定評のあったインテリアの基本デザインは踏襲しつつ、さらなる快適性のためにアドバンスト・コンフォートシートをエメラルド内装仕様に初採用した。

改良新型C3シャインの前席(エメラルド内装)
改良新型C3シャインの前席(エメラルド内装)

このシートは、生地裏に特別なフォームを配することで、身体とシートの「当たり」感を改善。C5エアクロスSUVで導入されて好評を得たものと同様の考え方で作られた。

生地裏のフォームのボリュームも従来の2mmから15mmへと大幅にアップさせて、しっとりふっかりとした比類ない柔らかさを実現し、疲労につながる車体の微震動をシートが吸収してくれる。

なお、改良新型C3はSHINE(シャイン)とFEEL(フィール)の2グレードで展開。

このうちシャインは装備が充実したメイングレード。前述のアドバンスト・コンフォートシートとカラーアクセントの入った「エメラルド内装」、または従来型同様のシートの「スタンダード内装」が、それぞれのボディカラーと組み合わされる。

フィールはべーシックグレードで、モノトーンルーフ(ボディ同色)とスタンダード内装、従来型継続のシート、16インチ・スチールホイールを採用。

フロントソナーやバックカメラ、ブラインドスポットモニターの有無などが相違点となる。

改良新型C3 パワートレイン

パワートレインは、基本的に従来型のものをキャリーオーバーしている。

つまり、グループPSAのピュアテック1.2L 直列3気筒ガソリンターボ(アイドリングストップ付き)にアイシン・エイ・ダブリュとの共同開発による電子制御6速トルクコンバータAT「EAT6」という組み合わせを継続採用した。

後述する特別仕様車、シトロエンC3エディション2021の前席内装。
後述する特別仕様車、シトロエンC3エディション2021の前席内装。

最高出力は110ps/5500rpm、最大トルクは20.9kg-m/1750rpmというパワースペックも、従来型と発生回転数まで変わっていない。駆動方式も現行型と同じ、2WD(FF)のみの設定だ。

グループPSAで他のコンパクトモデルにも搭載されて定評の高いピュアテック1.2Lエンジンは、4年連続エンジン・オブ・ザ・イヤーを獲得し、パワー&トルク、アクセルに対するツキ、レスポンス、燃費性能、環境性能などの各要素において、コンパクトクラスの名機と評される。

しかも今回はエンジンマネジメント・ソフトウェアの最適化により、JC08モード燃費を15%も向上。JC08モードで21.0km/L(従来型は18.2km/L)、WLTCモードでは17.2km/Lを達成している。

記事に関わった人々

  • 編集

    徳永徹

    Tetsu Tokunaga

    1975年生まれ。2013年にCLASSIC & SPORTS CAR日本版創刊号の製作に関わったあと、AUTOCAR JAPAN編集部に加わる。クルマ遊びは、新車購入よりも、格安中古車を手に入れ、パテ盛り、コンパウンド磨きで仕上げるのがモットー。ただし不器用。

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