世界15台限定 ランボルギーニ史上最強のオープンモデル 新型『フェノメノ・ロードスター』1080psのV12ハイブリッド搭載

公開 : 2026.05.13 17:05

ランボルギーニが少量生産シリーズ「フューオフ」の最新作として『フェノメノ・ロードスター』を発表しました。同社史上最もパワフルなオープントップモデルで、合計1080psのPHEVシステムを搭載しています。

クーペと同等の性能を実現

ランボルギーニは、同社史上最もパワフルなオープントップモデルとなる、合計出力1080psの新型『フェノメノ・ロードスター』を発表した。

少量生産の「フューオフ」シリーズの最新作であり、生産台数はわずか15台とされている。30台生産予定のクーペ版『フェノメノ』よりもさらに限定的な存在となる。

ランボルギーニ・フェノメノ・ロードスター
ランボルギーニ・フェノメノ・ロードスター    ランボルギーニ

新型フェノメノ・ロードスターは、クーペ版と同じプラグインハイブリッド・パワートレインを採用しており、6.5L V12エンジンと3基の電気モーター(2基が前輪を駆動し、1基が8速DCTと統合)を組み合わせ、合計出力1080psを発揮。同じPHEVの『レヴエルト』の1015psを大きく上回る。

V12エンジン単体では、9250rpmで835ps、6750rpmで最大トルク74kg-mを発揮するようチューニングされている。3基のモーターは7kWhのリチウムイオンバッテリーで駆動される。

フェノメノ・ロードスターは0-100km/h加速を2.4秒、0-200km/h加速を6.8秒で達成し、クーペにほぼ匹敵する性能を見せる。最高速度は340km/hを超えるとされている。

新しい空力設計を採用

ランボルギーニによれば、空力効率を高めるためにまったく新しいエアロダイナミクスパッケージを採用しており、ダウンフォース、安定性、バランスに関してはクーペとほぼ同等の値を実現しているという。

フロントガラス上部に追加されたスポイラーが、空気をコックピット上部へと導き、車体後部の専用設計のエンジンカバーへと送り込む。これにより、クーペに見られるS字型チャネルは備えていないものの、走行中は常にV12エンジンに冷気が供給される仕組みとなっている。

ランボルギーニ・フェノメノ・ロードスター
ランボルギーニ・フェノメノ・ロードスター    ランボルギーニ

新しいエンジンカバーには六角形のエアインテークが採用されており、このデザイン要素はインテリアのエアベントやインストゥルメント・ディスプレイにもあしらわれている。

ランボルギーニによると、ロードスターのロールオーバープロテクションバーの設計は、万が一の際の乗員保護性能を確保しつつ、風切り音や乱流を最小限に抑えるための空力効率も両立させる必要があり、「特に困難な課題」だったという。結果的に、スポーツシートの後方に組み込み、車体構造の一部とした。

斬新な構造で剛性アップ

クーペと同様に、ロードスターもカーボンファイバー製モノコックと鍛造複合材で作られたフロント構造を採用している。「斬新な組み合わせ」とされる、長繊維と短繊維のカーボンファイバーを併用したことで、クーペと同等の剛性を実現しているという。ランボルギーニは具体的な車両重量を公表していないが、乾燥重量1772kgのクーペと極めて近い数値であると述べている。

フロントエンドは空力性能を追求したアグレッシブな造形だ。車体側面には、エンジンの冷却を助けるワイドなサイドシルとエアインテークが配置され、リアには大型のディフューザーとアクティブリアウィングが備わっている。また、CCM-R Plusカーボンセラミックブレーキと、手動調整可能なレーシングショックが装備されている。

ランボルギーニ・フェノメノ・ロードスター
ランボルギーニ・フェノメノ・ロードスター    ランボルギーニ

公道での日常使用向けとして、フロントに265/30 ZRF21、リアに355/25 ZRF22というサイズのブリヂストン製ポテンザ・スポーツタイヤが装着される。一方、サーキット走行用には20インチおよび21インチのセミスリックのブリヂストンタイヤも用意される予定だ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジェームス・アトウッド

    James Attwood

    役職:雑誌副編集長
    英国で毎週発行される印刷版の副編集長。自動車業界およびモータースポーツのジャーナリストとして20年以上の経験を持つ。2024年9月より現職に就き、業界の大物たちへのインタビューを定期的に行う一方、AUTOCARの特集記事や新セクションの指揮を執っている。特にモータースポーツに造詣が深く、クラブラリーからトップレベルの国際イベントまで、ありとあらゆるレースをカバーする。これまで運転した中で最高のクルマは、人生初の愛車でもあるプジョー206 1.4 GL。最近ではポルシェ・タイカンが印象に残った。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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