【今まで、ありがとう】ホンダS660、生産終了へ モデューロXバージョンZ発売 「Z」の意味は?

公開 : 2021.03.12 15:02  更新 : 2021.10.11 09:41

ホンダS660が生産終了へ。最後の特別仕様車「モデューロXバージョンZ」が発表されました。価格、内外装について解説します。

はじめに バージョンZとは

text:Wataru Shimizudani(清水谷 渉)
photo:Kazuhide Ueno(上野和秀)、ホンダ

ホンダが、2シーター軽スポーツモデル「S660」の生産を、2022年3月をもって終了すると発表した。

これに合わせて、「S660モデューロX」に特別仕様車「Version Z(バージョン・ゼット)」を設定して、3月12日に発売することを明らかにした。

S660モデューロXバージョンZ(特別色:ソニックグレー・パール)
S660モデューロXバージョンZ(特別色:ソニックグレー・パール)    ホンダ

S660モデューロXは、ホンダアクセスが開発した専用カスタマイズパーツを量産過程で装着・販売するコンプリートカーブランド「モデューロX」シリーズの1台。

ベースとなる「S660」は、本田技術研究所設立50周年を記念した商品企画提案をきっかけに開発が始まった。心が昂ぶる2人乗りの本格スポーツカーを追求し、ホンダらしい“走る喜び”の実現を目ざした軽ミドシップ・オープンカーとして、2015年4月に販売開始。

2018年7月には、モデューロ・ブランドが培ってきた“上質でしなやかな走り”を実現するコンプリートモデルとして、S660モデューロXが導入された。

これまでに累計で3.2万台を販売(モデューロXを含む)してきたS660だが、ホンダによれば「今後の法規への対応などを鑑みて」残念ながら生産を終了することになったという。

今回発売された「バージョンZ」は、S660最後の特別仕様車となる。

名前に「Z」をつけたワケは、アルファベットの最後の文字であることから“究極のモデル”という意味をこめたため。さらに、軽ミドシップ・オープンを切り拓いた「ホンダ・ビート」の最終仕様が「バージョンZ」だったことも理由に挙げられる。

では、S660モデューロXバージョンZは、どのような特別なモデルなのか、その概略を紹介していこう。

S660モデューロXバージョンZ 外観

S660モデューロX自体のエクステリアは、ベースとなったS660に、以下のような専用装備が装着されている。

グリル一体型専用フロントバンパー/専用LEDフォグライト/専用ブラックカラード・ドアミラー/ボルドーレッドのロールトップ/ガーニーフラップ付きの専用アクティブスポイラー/リアロアバンパー/専用リアエンブレムなどである。

S660モデューロXバージョンZ(特別色:ソニックグレー・パール)
S660モデューロXバージョンZ(特別色:ソニックグレー・パール)    ホンダ

今回発表されたバージョンZでは、さらに以下のような変更・追加装備が施されている。

まず、ボディカラーには特別色として、ソニックグレー・パールを設定した。これはシビックなどにも採用されている、グリーンパールが煌めく力強いソリッドライクなグレー。

前後のHマーク、車名のエンブレム、専用リアエンブレムは、ブラッククローム調に変更。

さらに、ガーニーフラップ付きの専用アクティブスポイラーはブラック塗装に。アルミホイールの塗装もステルスブラックに変更され、ひと目でバージョンZと識別することができるだろう。

ボディカラーは、ほかにプレミアムスターホワイト・パールも設定され、全2色となっている。

この記事に関わった人々

  • 上野和秀

    Kazuhide Ueno

    1955年生まれ。気が付けば干支6ラップ目に突入。ネコ・パブリッシングでスクーデリア編集長を務め、のちにカー・マガジン編集委員を担当。現在はフリーランスのモーター・ジャーナリスト/エディター。1950〜60年代のクラシック・フェラーリとアバルトが得意。個人的にもアバルトを常にガレージに収め、現在はフィアット・アバルトOT1300/124で遊んでいる。

関連テーマ

人気テーマ

おすすめ記事

 

ホンダの人気画像

×