1LターボeTSIアクティブでも十分

各グレードの装備をみると、価格が最も安いeTSIアクティブでも相応に充実する。

歩行者や自転車も検知できる衝突被害軽減ブレーキ、車間距離を自動制御できるクルーズコントロール、各種の情報を表示するインフォテインメントシステム、16インチアルミホイールなどが標準装着される。

中級グレードになる1.5LのeTSIスタイルには、ゆっくりと車庫入れしているときなどに障害物を知らせたり、衝突被害軽減ブレーキを作動させるパークディスタンスコントロール、方向指示機と連動して曲がる方向を照らすスタティックコーナリングライトなどが加わる。

これらのeTSIスタイルに加わる装備は、eTSIアクティブでも、テクノロジーパッケージに含まれるから装着可能だ。

そのためにeTSIアクティブのテクノロジーパッケージは、加わる装備が増える分だけオプション価格も高まった。

eTSIアクティブのオプション価格は20万9000円、eTSIスタイルとeTSI Rラインは16万5000円だ。またeTSIスタイルでは、アルミホイールのサイズが17インチに拡大される。

最上級のeTSI Rラインには、Rライン専用のスポーツサスペンションが装着される。アルミホイールのサイズは17インチだからeTSIスタイルと共通だが、デザインはRライン専用に変わる。

テクノロジーパッケージは割安

次は新型ゴルフの選び方を考えたい。

街中を中心にした使い方で、価格をなるべく抑えたいなら、1LのeTSIアクティブ（312万5000円）を推奨する。

安全装備はなるべく充実させたいので、テクノロジーパッケージ（eTSIアクティブのオプション価格は20万9000円）は可能な限り装着したい。

このパッケージでは、安全性を向上させる10品目の装備が追加されるから、20万9000円のオプション価格なら割安だ。車両価格と合計すると333万4000円になる。

長距離移動の機会が多いなど、動力性能に余裕が欲しいユーザーは、1.5LのeTSIスタイル（370万5000円）を選びたい。

これにテクノロジーパッケージ（eTSIスタイルのオプション価格は16万5000円）、SDDナビや通信機能を加えたいときはディスカバープロパッケージ（19万8000円）も加える。合計すると406万8000円だ。

スポーティな運転感覚を重視するなら、eTSI Rライン（375万5000円）を選ぶ。eTSIスタイルと同様、テクノロジーパッケージとディスカバープロパッケージを加えて、合計価格は411万8000円だ。

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