【あれから50年】1971年に登場した注目すべき新車 26選 忘れられたモデルも数多し

公開 : 2021.04.16 18:05

モーリス・マリーナ

誰もが嫌がるクルマの1つ、マリーナはマイナーの後を継いで登場した。1948年にマイナーが発売されたことを考えると、マリーナが失敗するはずがないと思うかもしれないが、実際には欠陥車のようなものだという評判を得た。それにもかかわらず、マリーナは10年近く売れ続け、その後、イタルにフェイスリフトされた。現在、マリーナは、セダン、ワゴン、クーペ、バン、ピックアップなどのボディスタイルでカルト的な人気を博しているが、その数は決して多くはない。米国では1973年から1975年にかけてオースチンから販売され、約2万3000台を売り上げた。

モーリス・マリーナ
モーリス・マリーナ

オペル・レコルト

オペル・レコルトの原型が登場したのは1953年のこと。そのモデルはオリンピア・レコルトとして知られていた。レコルトDと呼ばれる第7世代は1971年末に生産が開始され、1972年初頭に納車が開始された。購入者はセダン、ワゴン、バン、クーペのいずれかを選ぶことができ、エンジンは4気筒で1972年からはディーゼルも用意された。

オペル・レコルト
オペル・レコルト

ポンティアック・グランドサファリ

1971年当時、もしあなたが大きなワゴン車を欲しがっていたら、ポンティアックのディーラーは喜んでグランドサファリを売ってくれるだろう。ポンティアックで最も大きく(全長5847mm)、最も豪華なステーションワゴンであるグランドサファリには、6.6Lまたは7.5LのV8エンジンが搭載され、市販車では初めてとなる電動テールゲートが標準装備されていた。

ポンティアック・グランドサファリ
ポンティアック・グランドサファリ

ルノー15/17

60年代、70年代に製造されたルノーの多くは、長い間埃を被っており、今日ではもう忘れ去られているものもある。15と17のクーペは、残念ながらその中の1つだ。両モデルはルノー12クーペをベースに、ヘッドライトとリアサイドウィンドウのデザインを変えたものである。エントリーモデルの15TLは12の1289ccエンジンを搭載し、15TSと17はルノー16の1565ccを搭載した。

ルノー15/17
ルノー15/17

ロールスロイス・コーニッシュ

1965年に発表されたロールス・ロイスのシルバー・シャドウは、2ドアクーペタイプで、1年後にはコンバーチブルタイプも登場した。1971年に導入された「コーニッシュ」という名称は、単なるブランディングのためのもので、ロールス・ロイスの素晴らしいトルクを持つ6.75L V8は変更されていない。

ロールスロイス・コーニッシュ
ロールスロイス・コーニッシュ

スタッツ・ブラックホーク

ヴァージル・エクスナー(1909~1973)は、クライスラーに勤務していた頃、最もアバンギャルドなコンセプトカーをデザインしていた。銀行家のジェームズ・オドネルが戦前のスタッツ・ブランドを復活させようと考えたとき、誰に依頼すれば人目を引くクルマを作ってくれるのかはよく分かっていた。そしてその通りになったのが、16年間にわたって生産され、約600台が世に送り出されたブラックホーク(クーペ/コンバーチブル)である。

スタッツ・ブラックホーク
スタッツ・ブラックホーク

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