【あれから50年】1971年に登場した注目すべき新車 26選 忘れられたモデルも数多し

公開 : 2021.04.16 18:05

半世紀も前に登場した、注目すべきクルマを紹介します。軽自動車から超高級サルーンまで、多種多様です。

覚えておきたい名車たち

text:Richard Dredge(リチャード・ドレッジ)

アルファ・ロメオからザスタバまで、1971年には新しいモデルが続々と登場した。アルファスッド、フィアット127、そしてモリース・マリーナなど、画期的なデザインのクルマもあった。また、オースチン・アパッチやクラン・クルセイダーといった、その素晴らしさが長い間忘れられていたものもある。日本ではホンダ・ライフ、スバル・レオーネなどの名車も生まれている。

あれから半世紀。今も伝説的なモデルとして語り継がれるクルマと、人々の記憶の隅っこで朽ちかけているクルマを26台ご紹介する。この50年で自動車がどのように変わったのか、あるいは変わっていないのか、という視点で見ると、違った面白さがあるかもしれない。

1971年にタイムスリップしよう。(画像はマセラティ・ボーラ)
1971年にタイムスリップしよう。(画像はマセラティ・ボーラ)

アルファ・ロメオ・アルファスッド

低重心のボクサーエンジン、コンパクトなボディ、そして前輪駆動と、アルファ・ロメオ・アルファスッドの走りは素晴らしいものだったが、90万台近い生産台数のほとんどが、今では塵になってしまったのは残念だ。この小型セダンはハッチバック風のシルエットを持っていたが、はじめは2ドアと4ドアのみで、1981年までは3ドアハッチの設定がなかった。5ドアも設定されたが、1983年にはアルファ33に取って代わられた。

アルファ・ロメオ・アルファスッド
アルファ・ロメオ・アルファスッド

アルピーヌA310

アルピーヌといえば、曲線を多用したスポーツカーA110が有名だが、1971年にA310が登場したときには、より希少性の高いA106やA108もラインナップされていた。A310には当初、1605ccの4気筒エンジンが搭載されていたが、デザイナーのロバール・オプロン(最近亡くなった)が行った設計変更により、150psの2664cc V6エンジンが搭載され、パフォーマンスが向上した。

アルピーヌA310
アルピーヌA310

AMCマタドール

AMCマタドールは、4年前に発売されたREBELの後を継ぐ中型のファミリーカーで、クーペ、セダン、ワゴンの3タイプがあり、エンジンは直6とV8が用意されていた。1973年に2代目マタドールが登場するまで生産された。

AMCマタドール
AMCマタドール

オースチン・アパッチ

BMC 1100および1300(ADO16という開発コードで知られる)は、1960年代の英国で最も売れたクルマの1つである。アパッチは、ADO16のセンターセクションを使用し、ミケロッティがデザインした新しいノーズとテールを備えた3ボックス・セダンである。南アフリカ向けに開発されたアパッチは、スペインでもヴィクトリアという名前で販売された。

オースチン・アパッチ
オースチン・アパッチ

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