ランボルギーニ・ウラカン、デビュー

公開 : 2014.03.04 22:45  更新 : 2017.06.01 02:14

ランボルギーニの10年選手、ガヤルドに代わるスーパーカー、ウラカンがジュネーブ・モーターショーで発表された。

技術的にはカーボンファイバーとアルミニウムのハイブリッドのシャシーを持つことが注目だ。このシャシーは次世代のアウディR8にも使われるもの。

ライバルとなるフェラーリ458やマクラーレン12Cよりもより強力でより現代的なその造作は、いささか年を取り過ぎたガヤルドに対する批判を見事に払拭している。

ジュネーブ・モーターショーでワールド・プレミアを果すウラカンは、610psの5.2ℓV10エンジンを搭載し、7速デュアル・クラッチ・トランスミッションを介して4輪を駆動する。そのパフォーマンスは、0-100m/h加速はガヤルドLP560-4よりも0.5秒速い3.2秒。0-200km/hは9.9秒。そしてトップスピードは322km/h以上となる。トルクは57.1kg-mで、ノーマル・アスピレーションのため1000rpmでもその75%が発揮される。CO2排出量はガヤルドの351kg/kmから290km/hに下げられ、燃費も6.8km/ℓから8.0km/ℓに向上している。価格はおおよそ£188,000(3,200万円)だ。

シャシーはカーボンファイバー製のセンター・トンネルとリアのファイアウォールを持ち、前後のサブフレーム、フロント・バルクヘッド、サスペンション・コンポーネンツなどはアルミニウムで製作される。アウディのテクニカル・チーフ、ウルリッヒ・ハッケンバーグは、ガヤルドのシャシーよりも10%軽く、50%剛性が上がっているとAUTOCARに話した。カーボンファイバーの “背骨” が、その剛性に最も大きな影響をもたらしたという。ちなみに、そのバックボーンの製作には30分の時間を要するとのこと。

また、ボディ重量は、その軽量素材の使用にもかかわらず、ガヤルドの1410kgから僅かに上昇した1422kgだ。

ウラカンは、「イージードライブでありながら絶対的なパフォーマンスを持ち」「ラグジュアリーなスポーツ志向のフィニッシュがされている」モデルであるという。

そのスタイルはアヴェンタドールに対して比較的ソフトにセッティングされたとデザイン・ディレクター、フェリッポ・ペリーニは語っている。ウラカン・プロジェクトの狙いのひとつは「一般の路上ではイージーで、しかもサーキットでは能力のある」モデルであることだった。従って、マニュアル・トランスミッションは用意されていない。ちなみに、ガヤルドでのマニュアル・トランスミッションのパーセンテージは2%に過ぎなかったという。

インテリアではナビゲーションを表示するTFTインストルメントが特徴のひとつで、ステアリング・ホイールはワイパー、ウォッシャー、ハイビーム、ウインカーのコントロール・スイッチが装備される。また、ナッパ・レザーとアルカンタラで形成されるそのインテリア・クオリティの向上は、ガヤルドから大きな進歩を遂げている。

ステアリングの下には “アニマ” と呼ばれる3ステージのシャシー・キャラクター変更スイッチがセットされる。これはステアリング・レシオ、トルクの前後配分、シャシー・セッティングを変更するもの。ウラカンの4×4システムは通常フロント30:リア70という割合だが、必要に応じて0:100から、50:50に変化する。

カーボン・セラミック・ブレーキは標準で、ランボルギーニ・ダイナミック・ステアリングと呼ばれる可変ステアリング・システム、マグネト・アジャスタブル・ダンパーはオプションとなる。

ウラカンは、10年間で14,022台を販売したベストセラー・モデル、ガヤルドに変わるモデルだ。ガヤルドと同様に、スパイダー、スーパー・レジェッラ、エントリー・モデルのRWDモデルなども追加で販売されると考えてよいだろう。

▶ 2014 ジュネーブ・モーターショー

関連テーマ