すべてオンラインで完結できる

BMW 3シリーズや、ランドローバー・ディスカバリー・スポーツ、アウディA4アバント、テスラ・モデルSなどのオーナーも、興味を抱くであろうジェネシスが導入される。実際に欲しいとまで、感じるだろうか。

ジェネシスの販売方法で特長といえるのが、シンプル化され顧客目線に立った、オンライン中心での購入プロセス。高級ブランドの顧客として、あまり丁寧な扱いを受けられなかったと感じている人向けにデザインされている。

ジェネシスは、英国にも数か所のスタジオと呼ばれるディーラーを展開する予定。しかしオーナーが望まなければ、契約時だけでなく、オーナーになってからもディーラーへ足を運ぶ必要はない。ジェネシスが、オーナーのところへやって来る。

購入希望者は、オンラインでクルマのコンフィギュレーションを終わらせると、試乗車を自宅へ持って来させることができる。ほかの仕様が気になれば、別の1台も。

気に入って契約をすれば、ジェネシス・パーソナルアシスタントと呼ばれるスタッフが、完成したクルマを自宅へ納車してくれる。走行を重ねて整備が必要になると、ジェネシスがクルマをピックアップしに来て、必要なら代車も貸してくれる。

現代社会の尺度では、時間が最も贅沢なものだというのがジェネシスの考え。高級車がオーナーの時間を奪う必要はなく、より簡単に所有できるべきだと主張している。今までとは、少し違うと感じるだろう。

この続きは後編にて。

画像　欧州へ参入　ヒュンダイのジェネシス　競合の上級サルーンと比較　全158枚