【なぜ?】新型トヨタ・ランドクルーザーに「走り仕様」 GRスポーツ設定のワケ

公開 : 2021.08.03 05:45  更新 : 2021.10.09 23:42

GR専用装備が多数 見た目も「走り」志向

また、リアだけでなくフロントにも電動デフロックを採用。

ランドクルーザーのステーションワゴンにフロントデフロックが採用されるのは24年ぶり。これで悪路での走破性は確実に向上することになったのだ。

トヨタ・ランドクルーザーGRスポーツ
トヨタ・ランドクルーザーGRスポーツ    トヨタ

エクステリアの専用装備は13にもおよぶ。

専用ラジエーターグリルにはじまり、専用フロントバンパー、専用リアバンパー、専用ホイールアーチモール(ブラック)、リアトヨタエンブレム(アクリル+ブラック)、専用リアマッドガード、18インチアルミホイール(マットグレー塗装)、専用エンブレム、専用バックドア下端デカール、専用ロッカーモール(ブラック)、専用車名エンブレム(ブラック塗装)、アウトサイドドアハンドル(ブラック塗装)、ドアミラー(ブラック塗装)といったものだ。

また、インテリアの専用装備は6つ。

専用本革巻きステアリングホイール、専用オープニング画面(Tコネクトナビ装着時)、専用フロントシート、インテリア加飾(切削カーボン調パネル)、内装色(GR専用ブラック/GR専用ブラック&ダークレッド)、専用スマートキーだ。

そして、このGRスポーツは2023年以降、ダカールラリーへの参戦が予定されている。

チーム・ランドクルーザー・トヨタ・オート・ボディ(トヨタ車体のチームランドクルーザー)が、GRスポーツをベースにした車両で参戦するという。

「ラリーの現場で得られた知見を市販車へつなぐ取り組みを、これからも続けていきます」と横尾氏。

つまり、マイナーチェンジや年次改良などの機会で、モータースポーツのフィードバックが量産車に反映される。

発売して終わりではなく、将来的にも、さらにGRスポーツが磨きこまれるということだ。ランドクルーザーGRスポーツの進化に期待したい。

記事に関わった人々

  • 鈴木ケンイチ

    Kenichi Suzuki

    1966年生まれ。中学時代は自転車、学生時代はオートバイにのめり込み、アルバイトはバイク便。一般誌/音楽誌でライターになった後も、やはり乗り物好きの本性は変わらず、気づけば自動車関連の仕事が中心に。30代はサーキット走行にのめり込み、ワンメイクレースにも参戦。愛車はマツダ・ロードスター。今の趣味はロードバイクと楽器演奏(ベース)。

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