【価格2倍=魅力2倍?】ランドローバー・レンジローバー vs ベントレー・ベンテイガ 高級SUV比較 前編

公開 : 2021.08.21 09:45

高級SUVの頂点の一角をなす、ベントレー・ベンテイガ。モデルチェンジ間際のレンジローバーとの差はどれほどなのか、英国編集部が比較しました。

ふんだんなオプションで価格差は3倍に

執筆:Matt Prior(マット・プライヤー)
撮影:Luc Lacey(リュク・レーシー)
翻訳:Kenji Nakajima(中嶋健治)

 
28万ポンド(4312万円)。書き記さずにはいられなかった。ふんだんに追加されたオプションのおかげで、大きく膨らんでいた価格だ。ベントレーが提示するベンテイガの英国価格は、14万6700ポンド(2249万円)からなのだけれど。

他方、ダークブルーに塗られたランドローバーレンジローバーの英国価格は8万9110ポンド(1372万円)。いくつかのオプションが載っているのに、3台を買ってお釣りが出てしまう。

シルバーのベントレー・ベンテイガ V8と、ダークブルーのランドローバー・レンジローバー D300
シルバーのベントレー・ベンテイガ V8と、ダークブルーのランドローバー・レンジローバー D300

レンジローバーのオプションを載せる前の価格は、8万6920ポンド(1338万円)。ベントレーではなく、メルセデス・ベンツ側の価格帯にある。モデルセグメントとしては、別の領域にあるモデルだといえる。

今回比較試乗するのは、英国ブランドの高級SUV。モデルチェンジ目前の4代目レンジローバーが、フェイスリフトを受けたベンテイガへどこまで迫れるのか、直接比較で確かめてみたいと思う。

2016年に登場したベンテイガのスタイリングは、2020年のマイナーチェンジを経て、美しさに磨きがかけられた。新しい楕円形のテールライトが、最もわかりやすい見た目の違いだろう。

外からは見えにくい、内側にも変更が加えられている。ベントレーは1000点以上の部品を改めたと説明する。マトリックス・ヘッドライトやワイパーなども新しい。細かな部品も含まれているから、一新したとまではいえないと思う。

見事としかいいようがないインテリア

ベンテイガのインテリアで真っ先に目を引くのが、ダッシュボード前面に左右対称であしらわれた、翼を広げたフォルムのメタルパネル。作り込みは見事としかいいようがなく、素晴らしい眺めだ。

ダッシュボード中央にはタッチモニターが、ドライバーの正面にはモニター式のメーターパネルが収められている。日常的によく使うエアコンやオーディオ類の操作には、個別のボタン類が残された。

ベントレー・ベンテイガ V8(英国仕様)
ベントレー・ベンテイガ V8(英国仕様)

操作性は良い。ロータリー・コントローラーがあれば、メニュー選択などは一層簡単になるだろう。

シートも新しくなった。大ぶりのサイズで心地よく、サポート性にも優れている。ドライビング・ポジションは、大型SUVというより乗用車に近い。着座位置は低めで、肩の高さくらいにサイドウインドウの下のラインが来る。

ボディサイズは巨大。全長5125mm、全幅1998mm、全高1728mmもあるから、間違いなく大きい。4.0L V8ガソリンターボ・エンジンを搭載する仕様で、車重は2416kgに達する。トランスミッションは8速ATで四輪駆動だ。

ベントレーは能力に長け、多くの目的を達成できる。リアシートは広々としていて、頭上空間にもゆとりがある。最上級モデルを好む人を惹きつけてやまない。

高級車でありながら、最大で3.5tのトレーラーを牽引でき、オフロード走行も可能。最高出力549psと、最大トルク78.3kg-mを発揮し、最高速度289km/hで疾走することもできる。

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