マクラーレン650S、国内発売

2014.04.01

マクラーレン・オートモーティブ・アジアは、新型モデル、650S(シックス・フィフティ・エス)の発表記者会見を都内で開催した。

究極のラグジュアリーとハイパフォーマンスの実現を目的に開発された650Sには、固定式ルーフのクーペと、フルオートのリトラクタブル・ハード・トップのスパイダーという2モデルがラインナップされる。

マクラーレン・オートモーティブ・アジアのリージョナル・ディレクター、ミルコ・ボルディガ氏は会見の中で、エンジニアリングにはP1や12Cシリーズのフィードバックが注ぎ込まれており、「これだけのプロダクション・ハイパフォーマンス・スポーツカーは他には存在しない」とプレゼンテーションで説明した。また、毎年新型モデルを発表していることにも触れ、「わたしたちは(規模の)小さな会社であるからこそ敏捷性に優れ、どんな課題もはやく解決でき、新型車にその技術を反映することができた」とマクラーレンがエンジニアリングの会社であることを強調した。

既存モデルからのフィードバックにより650Sでは、12Cのカスタマー、とりわけ運転技術の高いドライバーから要望の多かったドリフタビリティ(ドリフトのコントロール性)を高めることに成功したという。3.8ℓV8ツインターボの”M838T”エンジンからは最高出力650ps、最大トルク678Nmを発生する650Sは、0-100km/h加速が3.0秒、0-200km/h加速が8.4秒という加速性能を誇るモデルで、12Cシリーズの上位モデルとして位置づけられている。

650Sクーペ、スパイダー共に販売開始は2014年春からとなり、消費税8%込みの車両価格はクーペが3160万円、スパイダーが3400万円だ。

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