【ぜんぶ分かる?】フォード傘下のブランド 24選 買収と売却、設立と閉鎖の歴史

公開 : 2021.10.03 06:05  更新 : 2021.10.03 07:13

オートラティーナ

フォード・ブラジルは1967年にウィリス・オーバーランドの現地法人を買収し、ルノー12をベースにした前輪駆動車の開発を継承した。翌年にはコーセル(写真は1970年型)として発売され、1977年には同名の別モデルが発売された。

後者の販売が1986年に終了した後、フォードとフォルクスワーゲン・ブラジルはオートラティーナ(Autolatina)という合弁会社を設立した。この合弁会社では、エスコートをベースにしたフォード・ヴェローナやフォルクスワーゲン・アポロなど、複数のモデルを生産していた。

フォード・コーセル
フォード・コーセル

オートラティーナは8年間存続したが、1995年に解散。さらに、2021年にフォード・ブラジルの閉鎖が発表された。

長安フォード

この合弁会社は、2012年に旧長安フォード・マツダが2つの組織に分割された際に設立された。

長安フォードでは、中国市場向けにおなじみのフォードやリンカーンのモデルを主に製造しているが、クロスオーバーのエヴォス(写真)はより中国に特化したモデルとなっている。

フォード・エヴォス
フォード・エヴォス

フォード・ソラーズ

フォードと自動車メーカーのソラーズによる合弁会社で、ロシアでフォードの乗用車とバンを製造するために設立された。乗用車部門の運営は2019年に終了。トランジット(写真)は現在、ソラーズで、いや、世界中で製造されている唯一のフォード車である。

フォード・トランジット
フォード・トランジット

フォード・オトサン

フォードとトルコのコングロマリットであるコチ・ホールディングとの関係は、実業家のヴェフビ・コチ(1901~1996)がアンカラのフォードディーラーになった1928年にさかのぼる。

両社の長年の合弁会社であるフォード・オトサンは、1960年にトルコでフォード・コンサルの製造を開始した。現在は主に小型商用車を生産しており、2019年にインターナショナル・トラック・オブ・ザ・イヤーに選ばれた、大型のFマックス(写真)もある。

フォードFマックス
フォードFマックス

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