【選ぶなら四駆のVT】ランボルギーニ・ディアブロ 5.7L V12の魔力 英国版中古車ガイド

公開 : 2021.10.18 08:25

知っておくべきこと

初期のディアブロには油圧タイミングチェーン・アジャスターが備わっており、チェーンが切れるほどテンションを強く効かせる場合がある。1994年以降のディアブロには、信頼性の高い機械式アジャスターが採用されている。

機械式のアジャスターは前期モデルにも付けることが可能で、現存する多くは交換済みと思われる。購入時は、忘れずに確認したいポイントだ。

ランボルギーニ・ディアブロ(1990〜2001年/欧州仕様)
ランボルギーニ・ディアブロ(1990〜2001年/欧州仕様)

英国ではいくら払うべき?

10万5000ポンド(1596万円)〜14万9999ポンド(2279万円)

1990年から1994年の初期のディアブロが英国では見つかる。整備記録の一部が欠け、状態の良くないディアブロから、整備済みで内容の悪くないものまで幅広い。

15万ポンド(2280万円)〜19万9999ポンド(3039万円)

価格が増えるほどに、状態も良くなってくる。走行距離も短めになる。

20万ポンド(3040万円)以上

走行距離の短いSVや、ロードスターなど選べる範囲が増える。走行距離3万3800kmの2001年式VT 6.0で、23万4950ポンド(3571万円)という例があった。

英国で掘り出し物を発見

ランボルギーニ・ディアブロ 登録:1992年 走行距離:4万200km 価格:14万9000ポンド(2264万円)

走行距離は短めで、オーナーの履歴もはっきりしており、整備記録の内容も素晴らしい。抑えたい内容を揃えている。しかし個人売買ということで、事前の点検は必要だろう。除湿機能付きのガレージに保管され、コンディションはかなり良さそうだ。

ランボルギーニ・ディアブロ(1992年/欧州仕様)
ランボルギーニ・ディアブロ(1992年/欧州仕様)

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジョン・エバンス

    John Evans

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    中嶋健治

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

関連テーマ

おすすめ記事

 

ランボルギーニの人気画像