キア・スポーテージ 1.6 T-GTi HEVへ試乗 大胆なデザインで5代目へ進化 後編

公開 : 2022.01.31 08:26

検討する価値がある大胆な新世代

新しいキア・スポーテージのドライビング体験は、今ひとつまとまりが薄いかもしれない。だが、SUVのライバルと比較して、よりドライバーの気持ちに応えてくれる素質は備えている。充分にクラス平均以上の走りは楽しめる。

加えて、個性的な見た目が5代目スポーテージをバックアップする。スタイリングの好き嫌いは分かれるかもしれないが、このクラスのSUVは人気が高い。充分に検討する価値がある、新世代といって良いだろう。

キア・スポーテージ 1.6 T-GTi HEV AWD GTラインS (英国仕様)
キア・スポーテージ 1.6 T-GTi HEV AWD GTラインS (英国仕様)

歴史あるブランドのモデルは、見栄えするルックスを受け継いできた。だが最近は意見を分けるような大胆なデザインで、特徴付けを狙っているように思える。そんな流れへ、キアも足を踏み入れたようだ。個人的には、あまり大胆さは望まないけれど。

キア・スポーテージ 1.6 T-GTi HEV AWD GTラインS (英国仕様)のスペック

英国価格:4万245ポンド(約623万円)
全長:4660mm
全幅:1865mm
全高:1660mm
最高速度:193km/h
0-100km/h加速:8.3秒
燃費:16.2km/L
CO2排出量:140g/km
車両重量:1715kg
パワートレイン:直列4気筒1598ccターボチャージャー+電気モーター
使用燃料:ガソリン
バッテリー:18.8kWh
最高出力:230ps/5500rpm(システム総合)
最大トルク:35.6kg-m/1500-4500rpm(システム総合)
ギアボックス:6速オートマティック

記事に関わった人々

  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    英国編集部ロードテスト・エディター
  • 翻訳

    中嶋健治

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

キア・スポーテージ 1.6 T-GTi HEVへ試乗 大胆なデザインで5代目へ進化の前後関係

前後関係をもっとみる

関連テーマ

おすすめ記事

 

キアの人気画像