ロータス初の電動SUV「タイプ132」 内装デザイン一部公開 3月28日正式発表予定

公開 : 2022.03.02 06:25

ロータスは、今月末に発表予定の新型SUVの予告映像を新たに公開。内装デザインの一部が明らかになりました。

現代的なステアリングホイール

ロータスは、3月28日に同社初の電動SUVを発表予定だが、これに先駆けて新たな予告映像が公開された。

新型SUVの社内コードネームは「タイプ132」で、今回ロータスは、「ハート、パワー、エネルギー、ソウル」をテーマにした映像で、内装の一部をプレビューしている。

次期「タイプ132」のティーザー画像
次期「タイプ132」のティーザー画像    ロータス

映像では、イルミネーションボタン付きステアリングホイール、デジタルメーターディスプレイ、アルミホイールのデザイン、ヘッドライト、パワートレインなどが垣間見える。また、リアのライトバーを見せながらカメラの前を素早く通り過ぎ、遠くへ加速していく様子も映し出されている。

中国の自動車メーカーであるジーリー(吉利)の傘下に入ったロータスは、タイプ132が成長戦略の重要な要素となることを期待している。

ロータス初のSUV 中国で製造予定

ロータスは以前、タイプ132の可動式グリルシャッターを映した映像も公開している。このシャッターは、三角形と六角形のモチーフが採用されているのが特徴だ。同社によると、この可動式グリルシャッターは、冷却と空力特性の向上という2つの目的を果たす「真のエア・マネジメント・システム」であるという。

すでに報じられているように、タイプ132は2016年から開発が進められており、608psと760psの2種類の4輪駆動モデルが発売される予定だ。また、92~120kWhの容量のバッテリーを搭載でき、800Vの充電が可能になる。

次期「タイプ132」のティーザー画像
次期「タイプ132」のティーザー画像    ロータス

また、パフォーマンスの向上にも力を入れており、0-100km/h加速のタイムを3.0秒以下にするという。

タイプ132は、中国・武漢に建設される9億ポンド(約1380億円)の工場で製造され、ロータスが今後5年間に発売する2台の中国製EVのうちの1台となる。

また、アルピーヌと共同開発している待望のEVスポーツカー「タイプ135」は、2026年以降、英国のヘテルで製造される予定だ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジェームス・アトウッド

    James Attwood

    役職:雑誌副編集長
    英国で毎週発行される印刷版の副編集長。自動車業界およびモータースポーツのジャーナリストとして20年以上の経験を持つ。2024年9月より現職に就き、業界の大物たちへのインタビューを定期的に行う一方、AUTOCARの特集記事や新セクションの指揮を執っている。特にモータースポーツに造詣が深く、クラブラリーからトップレベルの国際イベントまで、ありとあらゆるレースをカバーする。これまで運転した中で最高のクルマは、人生初の愛車でもあるプジョー206 1.4 GL。最近ではポルシェ・タイカンが印象に残った。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事