ほぼ新車の「日産パルサーGTI-R」 走行136kmの個体が、欧州オークションに

公開 : 2022.04.10 18:15  更新 : 2022.04.10 18:48

落札価格は500万円オーバー

それでも日本国内においては、全日本ラリー選手権やダートトライアルなどで長く活躍した。

スパルタンなエクステリアに対し、インテリアはセンターコンソールに3連サブメーターが装着されるくらいで、標準車と大きく変わらない。コンペティションユースのベース仕様も設定され、GTI-Rニスモも限定発売された。

出品車両は左ハンドルの欧州仕様。内装のコンディションも新車同様を保っている。
出品車両は左ハンドルの欧州仕様。内装のコンディションも新車同様を保っている。    Peter Singhof / Artcurial

ラリー参戦計画のために最低でも5000台を生産する必要があった日産が送り出した本物のポケットロケット。

出品車両は、希少な左ハンドルのヨーロッパ仕様だが、オリジナルの登録書類は紛失。それでもグレーのインテリアと、魅力的なオプションの状態は非常によく、スペアキーもしっかり残っていた。

オークションが事前に公表した落札予想価格は2万~3万ユーロ(開催日のレートで263万円~394万円)。

現代のホットハッチでは味わえない走りを、新車同様のコンディションで手に入れられるまたとないチャンスとあって、一部カーマニアの視線を集め、最終的に4万528ユーロ(同533万円)で落札されている。

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