新世代スーパーカーの世界へ誘う マクラーレン・アルトゥーラへ試乗 身軽で純粋なPHEV 後編

公開 : 2022.06.30 19:27

極めて素晴らしい体験をもたらす期待

一般道での走行を経てサーキットへ場所を移した。メカニカル・アクティブデフは、テクニカルセクションで迫ることができる限界領域でのリカバリー力を高めている。

だが、テールハッピーのドリフトマシンではなく、シンプルに速く、ドライバーが一体感を抱きながら運転できることを主軸に仕立てられている。

マクラーレン・アルトゥーラ(欧州仕様)
マクラーレンアルトゥーラ(欧州仕様)

筆者が試乗したアルトゥーラは、量産化を控えた最終版のプロトタイプだった。マクラーレンらしいスーパーカーだといえそうな出来だが、一般のユーザーへ届けられるクルマとは細部が違っている。

パワートレインやソフトウエアの作り込みをすべて終え、システムを完全に調和させるという、最後の仕事が技術者達には残っているのだ。

AUTOCARとしては、マクラーレン・アルトゥーラの具体的な評価は、完全な量産仕様を英国の一般道で味わってからとしよう。

筆者の印象としては、すべてが整えば、極めて素晴らしい体験をもたらしてくれるのではないかと強く期待している。

マクラーレン・アルトゥーラ(欧州仕様)のスペック

英国価格:21万5900ポンド(約3562万円/試乗車)
全長:4539mm
全幅:1913mm
全高:1193mm
最高速度:330km/h
0-100km/h加速:3.0秒
CO2排出量:104g/km
車両重量:1498kg
パワートレイン:V型6気筒2993ccツイン・ターボ+アキシャル・フラックス・モーター
使用燃料:ガソリン
駆動用バッテリー:7.4kWh(実容量)
最高出力:680ps/7500rpm(システム総合)
最大トルク:−
ギアボックス:8速デュアルクラッチ・オートマティック

マクラーレン・アルトゥーラ(欧州仕様)
マクラーレン・アルトゥーラ(欧州仕様)

記事に関わった人々

  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    役職:ロードテスト編集者
    AUTOCARの主任レビュアー。クルマを厳密かつ客観的に計測し、評価し、その詳細データを収集するテストチームの責任者でもある。クルマを完全に理解してこそ、批判する権利を得られると考えている。これまで運転した中で最高のクルマは、アリエル・アトム4。聞かれるたびに答えは変わるが、今のところは一番楽しかった。
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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