パガーニ「EVは作らない」 電池が重くて無感動 少量生産スーパーカーの環境負荷は極小

公開 : 2022.07.15 06:05

クルマ好きのオラチオ・パガーニ

オラチオ・パガーニは生粋のクルマ好きだ。アルゼンチンで伝説的なF1ドライバー、ファン・マヌエル・ファンジオに憧れて育ったパガーニは、やがて彼の友人となり、メルセデス・ベンツとの関係を深めた。

パガーニは10代でイタリアに渡り、ランボルギーニに入社すると長い年月を同社で過ごした。独立する以前は、カーボンファイバーの分野で早くから革新的な開発を行い、現在も子会社を通じて同分野を追求している。

オラチオ・パガーニの「宝物」だというフェラーリ275 GTB
オラチオ・パガーニの「宝物」だというフェラーリ275 GTB

では、彼がずっと好きなクルマは何だろう?

「1963年のジャガーEタイプロードスターです。わたしのお気に入りですよ」

現代のクルマでは?

「最近のクルマではフォードGTが一番美しいですね」

他の自動車メーカーについてはどう考えているだろうか?

ポルシェが好きで、イベントにはよく足を運びます。クルマが好きなんです。フェラーリF12tdfも持っているし、宝物はフェラーリ275 GTBです。ホモロゲーションに使ったシャシーナンバー1ですよ」

記事に関わった人々

  • 執筆

    マーク・ティショー

    Mark Tisshaw

    役職:編集者
    自動車業界で10年以上の経験を持つ。欧州COTYの審査員でもある。AUTOCARでは2009年以来、さまざまな役職を歴任。2017年より現職の編集者を務め、印刷版、オンライン版、SNS、動画、ポッドキャストなど、全コンテンツを統括している。業界の経営幹部たちには定期的にインタビューを行い、彼らのストーリーを伝えるとともに、その責任を問うている。これまで運転した中で最高のクルマは、フェラーリ488ピスタ。また、フォルクスワーゲン・ゴルフGTIにも愛着がある。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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