アウディRS Q8(600ps)

Q8はアウディ最大のSUVではないが(最大はQ7)、決してコンパクトでないことも確かだ。それなのに、最高出力600psのV8ツインターボで0-97km/h加速を3.8秒で駆け抜けてしまう。

このような数字は通常、アウディTTなどの2ドアモデルに見られるものだ。2019年、正式デビュー直前のRS Q8は、ドイツのニュルブルクリンク・サーキットで7分42秒2のタイムを記録。SUVのラップレコードを塗り替えた。

アウディRS Q8
アウディRS Q8

メルセデスAMG GLE 63 S(612ps)

メルセデス・ベンツは1998年に最高出力347psのML 55 AMG(W163型)を発売し、ハイパフォーマンスSUVというセグメントを創り上げた。そして、現在。AMGはメルセデスAMGという本格的なサブブランドに姿を変え、MLはGLEという名前で呼ばれるようになった。その高性能モデル、GLE 63 Sは最高出力612ps の4.0L V8ツインターボを使用している。

1998年当時、MLは0-97km/h加速6.9秒を記録していた。2022年、GLE 63 Sはわずか3.7秒でこれをクリアできる。AMGは、これと同じ4.0Lを大型のGLSにも搭載している。

メルセデスAMG GLE 63 S
メルセデスAMG GLE 63 S

アルピナXB7(630ps)

アルピナは、BMWのSUVセグメントで素晴らしい結果を残している。XB7は、巨大なX7をベースに、4.4L V8ツインターボをよりパワフルに進化させ、専用のエキゾーストシステムから息を吐き出す。高性能かつ高級なSUVでありながら、アルピナらしく、控えめなビジュアルを採用している。

アルピナXB7
アルピナXB7

BMW X5 M/X6 M(625ps)

BMWは、「スポーツ・ユーティリティ・ビークル(SUV)」という呼称に不満があるようで、初代X5を販売する際に作った「スポーツ・アクティビティ・ヴィークル(SAV)」を好んで使用している。

それはさておき、最もパワフルなモデルとしては、X5 MとX6 Mのコンペティション仕様が挙げられる。同じプラットフォームをベースとする両車は、構造や部品こそほぼ同じだが、一方は機能性を重視し、もう一方はフォルムを重視している。

BMW X5 M/X6 M(画像は後者)
BMW X5 M/X6 M(画像は後者)

ベントレーベンテイガ・スピード(635ps)

ベントレー初のSUVとなったベンテイガは、高性能のスピード仕様で6.0L W12エンジンをパワー源とするユニークなモデルだ。ライバルのほとんどはV8エンジンを搭載している中で、このパワートレインはベントレーの存在感を際立たせている。

最高速度は305km/hだが、直線をフラットに走ることだけを目的に設計されたわけではない。ベンテイガ・スピードの初期型は、2018年のパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムで、10分49秒9のタイムを記録し、平均速度107km/hでコースを完走。SUVとしての記録を更新している。

ベントレー・ベンテイガ・スピード
ベントレー・ベンテイガ・スピード

記事に関わった人々

  • 執筆

    ロナン・グロン

    Ronan Glon

  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。愛知県在住。幼い頃から自動車/戦車/飛行機/宇宙船など乗り物全般が大好物。いつかすべての乗り物を手に入れることを夢見ている。最近はバイクの魅力に気づき、原付と中型を衝動買いしてしまった。大学卒業後、不動産営業と記事制作ディレクターを経て2020年に独立し、フリーランスとして活動開始。現在に至る。

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