トヨタ、トップ5独占 10月の登録車販売ランキング 新型シエンタが2位に!

公開 : 2022.11.08 06:45  更新 : 2022.11.08 08:46

10月の新車販売ランキングです。登録車のベスト5をトヨタが独占。軽市場は、改良新型タントが急上昇。「Nボックスとのトップ争いは熾烈」とレポートされています。

ヤリス・シリーズ 登録車の首位に

執筆:Naojiro Onuki(大貫直次郎)

2022年10月の新車販売の車名別ランキングが発表された(自販連/全軽自協調べ)。

結果を見ると、低水準だった前年同月の反動もあって、主要モデルの多くが前年実績を達成。また、新型車も好調なセールスを記録した。

新型シエンタが、ついにトップ争いに加わった。登録車と軽を合わせた台数でも4位にランクイン。
新型シエンタが、ついにトップ争いに加わった。登録車と軽を合わせた台数でも4位にランクイン。    トヨタ

登録車の10月のランキングは、部品供給不足による生産調整の影響が縮小して前年同月比33.5%増(1万4142台)にまで回復したトヨタ・ヤリスが、6か月連続でのトップにつく。

続く第2位には、本年8月に全面改良したトヨタ・シエンタが、同142.8%増の1万739台を販売して4ランクアップで位置。

第3位には、10月に一部改良を図ったトヨタ・カローラが同34.0%増(9753台)を記録して前月と同位で入った。

また、第4位には同113.1%増の8660台を売り上げたトヨタ・ライズが前月と同位で、第5位には同16.4%増(8144台)を達成したトヨタ・ルーミーが4つ順位を上げてランクインし、9か月ぶりにトヨタ車がトップ5を占めた。

2022年10月 登録車のブランド通称名別順位

1位 トヨタ・ヤリス:1万4142台
2位 トヨタ・シエンタ:1万739台
3位 トヨタ・カローラ:9753台
4位 トヨタ・ライズ:8660台
5位 トヨタ・ルーミー:8144台
6位 日産ノート:7603台
7位 トヨタ・ヴォクシー:7201台
8位 トヨタ・ノア:7166台
9位 トヨタ・アクア:7007台
10位 ホンダフリード:5858台

注目車の動きを見ていこう。

伸びるSUVモデル 新型クラウンは?

本年1月に全面改良したトヨタ・ヴォクシーは、前年同月比173.4%増の7201台を販売して第7位に、トヨタ・ノアは、同263.8%増の7166台を販売して第8位に位置。

また、マツダの新世代SUV群が健闘し、CX-5がマイナーチェンジ直前ながら同42.3%増(3077台)を記録して第16位に、9月に発売したCX-60が1738台を記録して第29位に。

イメージを一新したにもかかわらず、先代・先々代クラウンからの買い替えも多いという新型クラウン(写真はクロスオーバー)。
イメージを一新したにもかかわらず、先代・先々代クラウンからの買い替えも多いという新型クラウン(写真はクロスオーバー)。    神村聖

8月に一部改良を実施したCX-30が、同57.3%増(1125台)を記録して第36位にランクインする。

主要ブランドの新世代クロスオーバーおよびSUVモデル群も好セールスを達成。

クロスオーバーを設定したトヨタ・クラウンは、同123.0%増の2556台を販売して第20位に。

生産体制が回復基調に乗ったダイハツ・ロッキーは、同429.1%増(2238台)を成し遂げて第23位に、7月に全面改良した日産エクストレイルは同136.1%増(1761台)を記録して第27位に。

8月にSTIスポーツを追加したスバルフォレスターは同71.2%増の1745台を売り上げて第28位に、8月に一部改良を図ったスズキ・クロスビーは同113.6%増(1115台)を達成して第37位に入った。

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    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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