初の電動クーペSUVか? トヨタC-HR次期型、プロトタイプ発見 欧州

公開 : 2023.01.04 19:05

トヨタが開発中の次期C-HRのプロトタイプを欧州で発見しました。コンセプトモデルと同じく先鋭的なデザインが確認されていますが、ハイブリッド仕様ではなくEV仕様のプロトタイプだった可能性もあります。

スモールSU EVのプロトタイプ? 次期C-HR発見

トヨタが開発中の次期C-HRのプロトタイプが、欧州で目撃された。先日トヨタが欧州向けに公開したコンセプトモデル「C-HRプロローグ」と同様、個性的なスタイルのコンパクトSUVとなっている。

2代目となる次期型では、初めてプラグインハイブリッド(PHEV)を導入する予定で、欧州CセグメントSUVにおける主力車種となるだろう。2024年までに発売される見込みで、新型プリウスと同様にトヨタの最新世代のTNGAプラットフォームを採用すると考えられる。

欧州で目撃された次期トヨタC-HRのプロトタイプ
欧州で目撃された次期トヨタC-HRのプロトタイプ    AUTOCAR

コンセプトのC-HRプロローグでは、現行モデルのクーペスタイルは維持しつつ、オーバーハングを短くすることで「スポーツ性」を重視する方向性を示していた。また、今後のトヨタ車に共通のアイデンティティとして、新たなフロントデザイン「ハンマーヘッド」も採用される見通しだ。

今回目撃されたプロトタイプは、厳重なカモフラージュが施されているためデザインの詳細はつかめないが、特徴的なC型ヘッドライトと一文字型のテールライトの採用は明らかだ。

また、次期C-HRにはEV仕様が導入される可能性もある。スタイリングとしては2021年に公開されたEVコンセプト「スモールSU EV」とよく似ており、今回プロトタイプを間近で撮影したカメラマンも、ピュアEVだったと述べている。

トヨタはEV仕様のC-HRについて言及しておらず、今回のプロトタイプに関するコメントも得られていない。しかし、TNGAプラットフォームとEV専用のE-TNGAの基本的な類似性から、技術的には実現可能と思われる。昨年11月に公開されたEVコンセプト「bZコンパクトSUV」の市販モデルと言えるだろう。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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