受注停止は日本だけ? ホンダ・シビック・タイプR 海外では引き続き注文可能

公開 : 2023.01.23 18:05

主張控えめながらもスポーティなデザイン

インテリアでは、タイプR専用の赤のトリムやスエード調のスポーツシートなど、独自のキャラクターを演出している。

先代タイプRのエクステリアは特にアグレッシブなものだったが、新型は比較的控えめになっている。大型のリアウイングやロアグリル、フロントバンパーのエアベントの追加、気流に配慮したボンネットなどが特徴的だ。

内外装ともに、モダンとスポーティを兼ね備えたデザインとなっている。
内外装ともに、モダンとスポーティを兼ね備えたデザインとなっている。

ホンダは今年4月、シビック・タイプRの公開に先立ち、鈴鹿サーキットでラップレコードに挑戦し、2分23秒120というタイムを叩き出した。これまでの前輪駆動車の記録保持者である先代シビック・タイプR GTリミテッドエディションより0.873秒速いタイムだ。

ホンダ欧州部門の上級副社長であるトム・ガードナーは、次のように述べている。

「新型シビック・タイプRでは、高性能ハッチバック・セグメントで最も価値のあるドライビング・エクスペリエンスを創造するという我々の目標を、再び実現することができました」

「モータースポーツで培った技術を応用し、その性能は先代モデルを凌駕しています。このような卓越した性能へのこだわりがあるからこそ、シビック・タイプRは25年間、走りにこだわる人たちに愛されてきたのです」

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    平成4年生まれ。テレビゲームで自動車の運転を覚えた名古屋人。ひょんなことから脱サラし、自動車メディアで翻訳記事を書くことに。無鉄砲にも令和5年から【自動車ライター】を名乗る。「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。イチゴとトマトとイクラが大好物。

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