トヨタ 2026年に「まったく新しいBEV」 電気自動車の販売は、年150万台規模へ

公開 : 2023.04.07 15:04  更新 : 2023.04.07 15:04

トヨタが新社長のもとで、今後の方針を発表。2026年に「次世代BEV」を投入すると明らかにしました。プレゼンテーションで使われたのがこちらの絵です。

航続距離2倍に 心揺さぶる走り

4月1日付けで社長交代を行ったトヨタが、新体制の方針発表会を開催。

佐藤恒治 社長、中嶋裕樹 副社長、宮崎洋一 副社長が登壇し、経営ビジョンと目指す未来を語った。

トヨタが新体制方針発表会で示した次世代BEVのプレゼンテーションイメージ。
トヨタが新体制方針発表会で示した次世代BEVのプレゼンテーションイメージ。    トヨタ

このなかで中嶋 副社長は、電動化について「マルチパスウェイの軸を決してぶらさない」と宣言。あらゆる選択肢を多くの方々へ、という方針を再表明した。

その選択肢のなかで最も重要となるのがBEV(バッテリーEV)。2026年までに新たに10モデルを投入し、販売台数は150万台/年の規模にするという。

そして、次世代BEVの具体的な情報も示した。

「クルマ屋が作る、今までとはまったく異なる次世代バッテリーEVを、2026年に投入いたします」

「電池を極限まで効率よく使い、航続距離を2倍に。さらに、心揺さぶる走りとデザインを兼ね備えた、まさに次世代のバッテリーEV」と説明する。

プレゼンテーションの中で使われた画像には、ボンネットからAピラーまで一直線のフォルムを持つ車両が描かれていた。

そのプロポーションは、車高のピークが後輪の手前にあり、新型プリウスをさらに先鋭化したようなイメージだ。

デジタルサイドミラーを採用しているほか、リアフェンダーの上部に充電口のようなものを確認できる。

この次世代BEVについては、新設の専任組織、驚くことに全権を委ねたワンリーダーのもとで、開発・生産・事業、すべての機能をもつオールインワンチームで進めていくという。

また、PHEVについては、電池の効率を上げ、EV航続距離を200km以上に伸ばすことで、“プラクティカルなバッテリーEVと再定義”して、開発に力を入れていくとした。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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