トヨタ・ヴィッツRS “G’s”

公開 : 2014.05.26 16:37

トヨタのスポーツ部門であるGAZOO Racingが手がけるスポーツコンプリートモデル、G’s。ベースモデルのヴィッツがマイナーチェンジを受けたことにより、ヴィッツRS “G’s”も小変更を受けた。

ヴィッツのマイナーチェンジは、フロントマスクをはじめ内外装のデザイン一新やエンジンラインナップの変更が主なポイント。機関系の変更は1.0ℓと1.3ℓユニットの燃費向上が中心で、スポーツモデルのRSに搭載される1.5ℓの1NZ-FEは変更がない。そのためRS G’sも外観やスペックからは進化がわかりにくいが、いざ走り出すとしっとり感が増して「さらに大人っぽい」クルマになっている。

メーカー直系であるGAZOO Racingが手がけるG’sのメリットは、生産ラインでボディへの補強や架装が行えるところ。今回のマイナーチェンジでもボディのスポット溶接増しは継続され、さらにセンタートンネル部に配された補強材の改良、センター部からリヤ左右へとV字状に伸びたブレースを追加することなどにより、ボディ剛性を高めている。

試乗の舞台となったのは富士スピードウェイのショートコース。2速と3速がメインとなる、コンパクトハッチにとっては最適な舞台だ。まず乗り込んだのは5段M/Tのほう。プッシュ式のスタートスイッチを押し、さっそくコースイン。スポーツモデルとはいえクラッチは軽く、少し拍子抜けしてしまうほどだ。ステアリングは底部が少しフラットにされた穏やかなDシェイプ形状で、やや太めのスポーク形状もスポーツモデルらしさを感じさせる。

徐々にペースを上げて行くと、RS “G’s”の特徴が明らかになってくる。良い意味でホットハッチらしさはマイチェン前よりさらに影を潜め、高いボディ剛性と許容量の大きな専用サスペンションにより、ドライバーは常に安心感を持ってドライブできる。とはいえ、少しでもラフな操作をするとタイヤは縦方向へのグリップを止めようとするし、シフト操作を怠ったりミスしたりしてパワーバンドを外してしまうと、なかなか坂を登っていかない! とヘルメットの中で舌打ちする羽目になる。「いかにクルマを気持ちよく走らせるか」という点においてドライビングの上達には最適の1台といえるかもしれない。

(文・佐橋健太郎 写真・田中秀宣)

トヨタ・ヴィッツRS “G’s”

トヨタ・ヴィッツRS

価格204.4145万円191.4545万円
0-100km/hnana
最高速度nana
燃費17.2km/ℓ19.6km/ℓ
CO₂排出量135g/km118g/km
車両重量1040kg1030kg
エンジン型式直4DOHC, 1496cc直4DOHC, 1496cc
エンジン配置フロント横置きフロント横置き
駆動方式前輪駆動前輪駆動
最高出力109ps/6000rpm109ps/6000rpm
最大最大トルク14.1kg-m/4400rpm13.9kg-m/4800rpm
馬力荷重比105ps/t106ps/t
比出力72.9ps/ℓ72.9ps/ℓ
圧縮比10.5:111.0:1
変速機5段M/TCVT
全長3980mm3930mm
全幅1695mm1695mm
全高1490mm1500mm
ホイールベース2510mm2510mm
燃料タンク容量42ℓ42ℓ
荷室容量nana
サスペンション(前)マクファーソン・ストラットマクファーソン・ストラット
サスペンション(後)トーションビームトーションビーム
ブレーキ(前)VディスクVディスク
ブレーキ(後)ディスクディスク
タイヤ205/45R17195/50R16

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