ブリヂストンのSUV専用設計タイヤ「ALENZA(アレンザ)」 001とLX100とは それぞれの違い探る

公開 : 2023.06.20 11:55

LX100、コンフォート仕上げの決め手

スポーティな方向に特化するモデルがある一方で、SUVはラグジュアリーカーの領域にも守備範囲を広げつつある。

かつてセダンが席巻していたマーケットでSUVが強い存在感を放っていることを考えれば、現在のポジショニングは当然かもしれない。

そんなコンフォートな走りに特化したモデルに対応したSUV専用設計タイヤが「アレンザLX100(アレンザ エルエックス ヒャク)だ。

ダイナミックなトレッドパターンを持つアレンザ001と比べると、アレンザLX100のそれは精緻な印象。刻まれている溝が全体的に細めで、また斜めに刻まれた溝によりすぐにそれとわかる非対称パターンも上質な雰囲気につながっている。

アレンザの最新モデルであるアレンザLX100の走りを体感した時、最初に驚かされるのは静粛性だろう。以前のオフロード用の流れをくむSUVタイヤでは盛大なパターンノイズが当たり前のように車内に入ってきて、SUV=うるさいという感覚が当然のようにあった。

それと比べるとアレンザLX100の騒音レベルは隔世の感がある。会話や音楽のボリュームをほとんど気にする必要がないほど静粛性が高く感じられる。

またステアリングを通して伝わってくるしっとりとした接地感そして、しなやかさが感じられる乗り心地も、アレンザLX100の精緻で高級感のあるトレッドパターンのイメージに通じるものがあった。

もちろんアレンザLX100は新品時の静粛性のみならず、摩耗時の騒音レベル、SUV専用チュ―ニングによるふらつき抑制、そして摩耗寿命に関してもプレミアム・コンフォート・タイヤに相応しく、高次元でバランスしているという。

SUVをコンフォートに仕上げる決め手となるプレミアム・タイヤがアレンザLX100という認識で間違いないだろう。

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  • 執筆

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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