高級SUVをオーダーすると? 2500万円級レンジローバー限定車、買うヒトだけが招待されるイベントは別世界!

公開 : 2023.07.23 14:15

限定75台だけ日本に導入される「レンジローバー・スポーツSVエディション・ワン」。その購入予定者だけが入れるイベントに潜入。実車を見ないで買うヒトの世界を体験しました。

75台が日本へ 新型SVエディション・ワン

執筆:Wataru Shimizudani(清水谷 渉)

新型「レンジローバー・スポーツSV」の初回導入車をオーダーするカスタマーに向けたイベントが、東京・代々木上原のスタジオビル「OPRCT」で開催された。

この「Unlocked(アンロックト)」と題されたイベントでは、レンジローバー・スポーツSVの機能・デザインなどの説明やバーチャル体験、パーソナライズ(OPなどの詳細を決定)などができるコンテンツが用意され、また実車のレンジローバー・スポーツSVを見て、触れることができる。

日本・アジア各国のレンジローバー・スポーツSV購入予定者が招待されたイベント「Unlocked」に潜入。
日本・アジア各国のレンジローバー・スポーツSV購入予定者が招待されたイベント「Unlocked」に潜入。    ジャカー・ランドローバー・ジャパン

つまり、新型の最先端のイノベーションとテクノロジーが融合された「SV」の世界観をいち早く体験できるのだ。

レンジローバー・スポーツSVは初年度は特別仕様車の「レンジローバー・スポーツSVエディションワン」のみが限定で発売され、日本には75台が割り当てられている。

そしてこの75台はジャガー・ランドローバー ジャパンから招待を受けた限られたカスタマーにのみ販売され、すでに完売。

日本仕様のデリバリーは2024年初めからとアナウンスされているが、75名のカスタマーはベース車両だけでも2474万円もするクルマを実車も見ずに購入していることになる。

そんなスペシャルなカスタマーのために、英国をはじめ欧州・米国・中東など世界各地で開催されているのが本イベントというわけだ。

スーパースポーツカー並の性能にうっとり

レンジローバー・スポーツSVについても簡単におさらいしておこう。

先代のレンジローバースポーツにも「SVR」というモデルがラインナップされていたが、この「SV」は後継的モデルとなる。ちなみに「SV」とはスペシャルビークルの略で、レンジローバースポーツの頂点に君臨する。

アルミホイールとカーボンホイールの重量の違いを体感できるオブジェ。こうしてオーダーする車両の仕様を最終確認していく。
アルミホイールとカーボンホイールの重量の違いを体感できるオブジェ。こうしてオーダーする車両の仕様を最終確認していく。    ジャカー・ランドローバー・ジャパン

まず、エクステリアはエアフローを極限まで追求したものとなり、インテリアもパフォーマンスを重視した独自のものとなっている。

パワートレインは4.4LのV8ツインターボ(635ps/76.5kg-m)で、マイルドハイブリッドも組み合わせた。0-100km/h加速は3.8秒、最高速度は290km/hというパフォーマンスを発揮しながら、C02排出量は先代モデルより15%低減。

量産車初の23インチ・カーボンファイバーホイールとレンジローバー・ファミリー初のカーボンセラミックブレーキをOP設定し、さらにカーボンファイバーボンネットを含む空力コンポーネントを標準装備して、最大76kgの軽量化を実現している。

世界初の油圧連動式6Dダイナミクス・エアサスペンションや、SUBPAC社の触覚オーディオ・テクノロジーを導入した「ボディ&ソウルシート」なども採用。レンジローバーSVは、もはやSUVのカタチをしているものの“背の高いスーパースポーツカー”と表現したほうがふさわしいといえるだろう。

記事に関わった人々

  • 編集

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

関連テーマ

おすすめ記事