メルセデス・ベンツ 新型GLEとGLEクーペ電動化へ 全モデルISG搭載

公開 : 2023.10.01 08:45  更新 : 2023.11.02 00:51

メルセデス・ベンツは新型GLEとGLEクーペを発表しました。全モデルへISGを搭載し、内外装を刷新したことに加え、最新の対話型インフォテインメントシステムを標準装備し、最新安全運転支援システムも備えます。

GLEとGLEクーペってそもそもどんな車?

メルセデス・ベンツは、新型「GLE」および「GLEクーペ」を全国のメルセデス・ベンツ正規販売店ネットワークを通じて発売すると発表した。

「GLE」は、前身の「Mクラス」が1998年に誕生して以降、進化を遂げ「プレミアムSUV」というカテゴリーを創出したと同社は語る。2015年10月には名称を「GLE」に改め、EクラスファミリーのSUVとしての位置付けを強化している。2019年6月にフルモデルチェンジした2世代目のGLEは、プレミアムSUVとしての特性はそのままに、内外装デザインを一新し、最新技術を搭載して、3列シートの7人乗りを設定し生まれ変わった。

メルセデス・ベンツ 新型「GLE」と「GLEクーペ」
メルセデス・ベンツ 新型「GLE」と「GLEクーペ」

「GLEクーペ」は、2016年にGLEをベースに誕生したスタイリッシュでSUVらしい存在感を備えたモデルであり、2020年6月にフルモデルチェンジした2代目のGLEクーペは、SUVクーペとしての個性を引き継ぎながら、内外装デザインを一新、最新技術と装備を搭載した。オンロードでのアジリティとオフロードでの走破性はそのままに、自然対話型インフォテインメントシステム「MBUX(メルセデス・ベンツユーザー・エクスペリエンス)」と最新の安全運転支援システムを備え、利便性も向上したと話す。

メーカー希望小売価格(税込)は新型GLE、GLE 300d 4マティックが1376万円/GLE 450dスポーツが1466万円/メルセデスAMG GLE53 4マティック+が1728万円。新型GLEク-ペ、GLE450d 4マティック・スポーツ・クーペが1480万円/メルセデスAMG GLE53 4マティック・スポーツ・クーペが1805万円。

新型GLEとGLEクーペ 内外装の気になる変更点は?

各グレードにおけるエクステリアデザインの主な変更点

・シャープでメルセデスSUVの統一感ある新デザインのヘッドライト
(GLE300d/GLE450d/GLE53/GLE450dクーペ/GLE53クーペ)
・クロームの小さなスリーポインテッドスターが無数に散りばめられたスターパターンフロントグリル
(GLE300d/GLE450d/GLE450dクーペ)
・新デザインのフロントバンパー
(GLE300d/GLE450d/GLE53/GLE450dクーペ/GLE53クーペ)
・新色のホイール
(GLE300d/GLE450d/GLE53/GLE450dクーペ/GLE53クーペ)
・新デザインのテールライト
(GLE300d/GLE450d/GLE53/GLE450dクーペ/GLE53クーペ)
・新デザインのボンネットエンブレム
(GLE53/GLE53クーペ)

インテリアデザイン

新型GLEおよびGLEクーペには、メルセデス・ベンツの最新世代のステアリングホイールを採用し、ナビゲーションやインストルメントクラスター内の各種設定や安全運転支援システムの設定を手元で完結できる機能性も有す。従来はタッチコントロールボタンへの接触やステアリングホイールにかかるトルクで判定していた、ディスタンスアシスト・ディストロニック使用時のハンズオフ検知機能のために、リムに静電容量式センサーを備えたパッドを採用した。これによりステアリングホイールにかかるトルクがなくとも、ドライバーがステアリングホイールを握っていることが認識され、ディスタンスアシスト・ディストロニックの使い勝手を向上したと言う。またブルメスター・サラウンドサウンドシステムを全モデル標準装備している。

メルセデス・ベンツ 新型「GLE」と「GLEクーペ」
メルセデス・ベンツ 新型「GLE」と「GLEクーペ」

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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