1393万円はお買い得?メルセデス・ベンツGLE450dクーペ『コア』は魅力もクラスの中心へ!

公開 : 2026.01.06 12:05

ミドルクラスSUV、『メルセデス・ベンツGLEクーペ』に設定された『GLE450d 4マチック・クーペ・スポーツ・コア (ISG)』に、スーパーカー超王こと山崎元裕が試乗。コスパ向上を狙う『コア』の魅力に迫ります。

個人的に最近気になるモデル

メルセデス・ベンツの日本仕様で、個人的に最近気になっているのが、『コア(Core)』のサブネームを掲げるモデルたちだ。

コアとは物の中心を意味する言葉であるから、それは販売戦略上、重要な役割を果たす新たなボリュームモデルとして企画されたものであることが想像できる。既存のモデルをベースに標準装備の内容を見直し、加えてシンプルなオプション構成とすることで、コストパフォーマンス向上を狙っている。

メルセデス・ベンツGLEクーペに設定された『GLE450d 4マチック・クーペ・スポーツ・コア (ISG)』。
メルセデス・ベンツGLEクーペに設定された『GLE450d 4マチック・クーペ・スポーツ・コア (ISG)』。    平井大介

今回試乗したコアは、スタイリッシュなミドルクラスSUV、『GLEクーペ』に設定されている『GLE450d 4マチック・クーペ・スポーツ・コア (ISG)』。

搭載されるエンジンは367ps&750Nmの最高出力&最大トルクを発揮する2998ccの直列6気筒ディーゼルエンジンで、これにISG(インテグレーテッド・スターター&ジェネレーター)を、20ps&200Nmのスペックで組み合わせる。

ボディサイズは全長4940mm、全幅2020mm、全高1715mm。2400kgの車重を負担するには十分な性能だろう。

このコアの商品性を評価する前に、まずレポートしておかなければならないのは、やはりベースとなったGLE450 4マチック・クーペ・スポーツが持つ、SUVとしての基本性能の高さだろう。

いかにもSUVなスタイルではない

オーソドックスなSUVスタイルを持つ『GLE』に対して、その名前からも分かるようにルーフを後方で大胆に沈み込ませるデザインを採用する『GLEクーペ』。それでも後席まわりの居住性には余裕が感じられ、その後方にはさらに665Lの容量が得られた、フラットな荷室が設けられている。

リアシートなどを収納すればその数字は1790Lにまで拡大でき、これはGLEが同様の比較で630L~2055Lを確保していることと大きな差はない。

実際にそのキャビンに身を置いてみると、そこにあるのは紛れもないメルセデス・ベンツの世界。
実際にそのキャビンに身を置いてみると、そこにあるのは紛れもないメルセデス・ベンツの世界。    平井大介

ボディデザインが、『いかにもSUV』なスタイルでないことも自分自身にとっては好みだ。前後のホイールはこちらも先日登場したばかりの『ナイト・エディション』、あるいは『53』や『63S』といったメルセデスAMGの作が22インチ径を採用するのに対して、コアでは21インチ径となる。

しかしそれでもスポーティな印象は強く、フロントに275/45R21、リアに315/40R21サイズのピレリ製Pゼロ・タイヤとともに、どのような速度域でも快適な乗り心地を演出してくれていたのが印象的だった。

そんなGLEクーペのラインナップでは最もリーズナブルな価格が設定されるコアだが、実際にそのキャビンに身を置いてみると、そこにあるのは紛れもないメルセデス・ベンツの世界だ。

AMGラインのインテリアが廃止され、本革巻きスポーツステアリングは、ベースモデルと同じナッパーレザー仕様ながらそのデザインを変更。やはりナッパーレザーだった本革シートは、その素材が合成皮革のアルティコに変わったが、それでも高級感は十分に感じられ、実際の座り心地にも優れている。

標準装備のパノラミックスライディングルーフが作り出す車内の開放的な雰囲気も、大きな魅力のひとつだ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    山崎元裕

    Motohiro Yamazaki

    1963年生まれ。青山学院大学卒。自動車雑誌編集部を経て、モータージャーナリストとして独立。「スーパーカー大王」の異名を持つ。フツーのモータージャーナリストとして試乗記事を多く自動車雑誌、自動車ウェブ媒体に寄稿する。特にスーパーカーに関する記事は得意。
  • 撮影 / 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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