メルセデスAMG C 63 S EパフォーマンスF1エディション 日本限定100台で特別装備多数

公開 : 2023.12.25 11:45

メルセデスAMGはC 63 S EパフォーマンスにF1エディションを発表しました。ハンドルは左右選択が可能で合計100台の日本限定となります。特別装備が多数含まれる限定車の詳細を見ていきましょう。

メルセデスAMG C 63 S EパフォーマンスF1エディション

メルセデス・ベンツは、ベストセラーモデルCクラスセダンのスポーツモデル「メルセデスAMG C 63 S Eパフォーマンス」の特別仕様車「メルセデスAMG C 63 S EパフォーマンスF1エディション」を全国のメルセデス・ベンツ正規販売店ネットワークを通じて全国限定100台にて発売すると発表した。

Cクラスは1982年に「190クラス」として登場以来、動力性能/快適性/安全性などあらゆる面において常にセグメントのベンチマークとされているモデルであると同社は語る。2014年から販売している先代Cクラスは、セダンとステーションワゴンを合わせて、日本で累計約10万台以上を販売し、2015年~2019年まで、年間のセグメントナンバー1を達成し、数々の賞を受賞するなど、高い評価を得ていると付け加えた。

メルセデスAMG C 63 S EパフォーマンスF1エディション
メルセデスAMG C 63 S EパフォーマンスF1エディション

現行Cクラスはサポートの精度を高めた安全運転支援システム/直感的な操作設定が可能な縦型の大型センターディスプレイ/直感的な行先案内が可能なARナビゲーション/利便性が高い生体認証によるシートポジション等の設定など、フラッグシップモデルであるSクラス譲りの新技術を多数採用している。また、エクステリアとインテリアのデザインにもSクラス譲りの要素を取り入れながら、随所にCクラスらしいスポーティさも表現したという。さらにメルセデスAMGモデルを含め全ラインアップが電動化された。

日本100台限定車の特長は?

メルセデスAMG C 63 S EパフォーマンスF1エディションの特長

C 63 S Eパフォーマンスをベースに、外装色に通常モデルでは設定がない特別色「アルペングレー(ソリッドペイント)」を採用し、AMGロゴとグレーからブラックへのグラデーションからなる専用デカールが施されている。

またサイド/前後エプロンにはレッドのトリムラインがアクセントとして入れられた。F1メディカルカーを踏襲するように20インチAMGアルミホイール(RRS)にもレッドのリムフランジを施している。

メルセデスAMG C 63 S EパフォーマンスF1エディション
メルセデスAMG C 63 S EパフォーマンスF1エディション

フロントおよびリアエプロンの大型フリックやリアディフューザーなど空力特性を向上させるAMGエアロダイナミクスパッケージと、フロントスプリッター/ドアミラーカバー等のトリム部/エグゾーストエンド/AMG専用グリル/バッジ等をブラックに仕上げるAMGナイトパッケージも標準装備し「AMG」の文字が入ったクロームシルバーの給油口キャップが特別感を演出する。

AMGロゴがエンボス加工されたヘッドレストやレッドステッチを施したブラックナッパレザーのAMGパフォーマンスシートやレッドシートベルトがブラックとレッドのコントラストを生む特徴的なインテリアに仕上げられていると同社は語る。

AMGパフォーマンスステアリング(ナッパレザー/ダイナミカ:レッドステッチ入)や、レッドアクセントを施したAMGカーボンファイバーインテリアトリムも特別感を与え、F1エディション専用フロアマットとF1エディション専用インドアカーカバーが装備されるとアナウンスされた。

メルセデスAMG C 63 S Eパフォーマンスの特長

駆動システムには、2L 4気筒ターボエンジンに交流同期モーターとAMG自社開発の高性能バッテリー(6.1kWh)/AMGのパフォーマンス志向連続トルク可変配分四輪駆動システムの4マティック+を組み合わせたもので、2L 4気筒ターボエンジンと電気モーターの組み合わせによりシステム出力680ps/最大システムトルク104kg-mを発生し、0-100km/h加速は3.4秒と発表されている。

定格出力80kW/ピーク出力150kW(最大10秒間)の交流同期モーターはリアアクスルに搭載されており、電動シフト式2速トランスミッションおよび電子制御式リミテッド・スリップ・デフとともにコンパクトなエレクトリックドライブユニット(EDU)にまとめられて、P3ハイブリッド(変速機内あるいは変速機よりも下流に電気モーターを置く)と呼ばれるレイアウトだという。

軽量の高性能バッテリーはリアアクスル上方に搭載され、このバッテリーは、航続距離を最大化することより、速やかな放電と充電を行えることを重点に設計されたものであるが、EV走行可能距離も15kmと実用的なレベルを確保しており、例えば深夜や早朝の住宅地などでは静かに排出ガスを出さずに走行することが可能だ。また、充電は交流充電による3.7kW対応だと述べた。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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