クルマ漬けの毎日から

2024.03.06

マクラーレン社で新型アルトゥーラ・スパイダーの取材【クロプリー編集長コラム】

アルトゥーラの新型と改良

この日、同僚のジョナサン・ブライスとともにマクラーレンを訪問した目的は、新型アルトゥーラ・スパイダーの取材だった。スパイダーが登場したことで、既存のクーペモデルにもアップデートが施される。私たちはチーフエンジニアのアンディ・ビールに90分間取材し、その詳細を知ることができた。

なかでもチーフエンジニアが熱心に語ったのは、アルトゥーラに「寛容さ」を加えることだった。つまり、今回のアップデートにより、プロのドライバーと同様に、一般ドライバーもこのスポーツカーの運転の楽しみを享受できる幅が広がるのだ。

アルトゥーラは低速走行でも高速走行でも、より快適なクルマになる。また必要に応じて静かに走行できる一方で、ドライバーが望む時には刺激的で良い音が聞こえてくるのだ。

それこそが、現代のスーパーカーメーカーに期待されていることだと私は思う。マクラーレン・アルトゥーラは、かつてのランボルギーニ・カウンタックよりも5倍はラクに運転できる。それでいて、カウンタックよりも運転を楽しめるシチュエーションも多いのだ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    スティーブ・クロプリー

    Steve Cropley

    役職:編集長
    50年にわたりクルマのテストと執筆に携わり、その半分以上の期間を、1895年創刊の世界最古の自動車専門誌AUTOCARの編集長として過ごしてきた。豪州でジャーナリストとしてのキャリアをスタートさせ、英国に移住してからもさまざまな媒体で活動。自身で創刊した自動車雑誌が出版社の目にとまり、AUTOCARと合流することに。コベントリー大学の客員教授や英国自動車博物館の理事も務める。クルマと自動車業界を愛してやまない。

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