クルマ漬けの毎日から

2026.03.23

ボルボ本拠地で3泊4日の取材 新型『EX60』にも試乗!【クロプリー編集長コラム】

3日目:新型EX60に助手席試乗

この日は、新型ボルボEX60に助手席試乗した。この新型は非常に印象的で、またあらゆる点で現代的であるとわかった。

詳細については別にレポートしているが、この新型に試乗して、ボルボが再び「スウェーデンらしいクルマ」になっていることがとくに印象に残った(かつてその「スウェーデンらしさ」をつくったのはボルボだったのだが)。

新型ボルボEX60に助手席試乗したクロプリー編集長(右)

フォード傘下の時代(1999~2010年)には、ボルボはいくぶんスウェーデンらしさを失っていた。

当時、会社としての組織運営はしっかりしていたが、明らかにフォードが主導権を握っていた。だがいまは、ジーリー(吉利)が親会社であることを示すものは、実質的にはどこにも見あたらない。

親会社の明確な方針と信頼のおかげで、ボルボがより良い状態にあるのはまちがいない。同じくジーリーの傘下にあるロータスでも、同様に上手くいってくれればよいと思う。

ボルボの場合、マーケットの需要が大きい部分に、主力モデルがちょうど上手くはまっている。ボルボとロータスの大きな違いは、この点にあるのではないかと私はみている。

翌日、この素晴らしい数日間は、飛行機とパスポートのトラブルで幕を閉じた。

飛行機に乗るまでに何時間もかかり、おまけにその間ずっと嘘つき扱いされ(今日の空港ではよくあることだが)、腹立たしい気分にさせられた。

そして、夜10時にようやくグロスターシャーの自宅にたどり着いた。こんなことなら、どこかで気に入ったボルボを借りて、好きな音楽を聞きながら、15時間運転してイギリスへ戻ったほうがどれほど良かっただろう。途中で気軽に泊まれるチェーンホテルにでも一泊して。

記事に関わった人々

  • 執筆

    スティーブ・クロプリー

    Steve Cropley

    役職:編集長
    50年にわたりクルマのテストと執筆に携わり、その半分以上の期間を、1895年創刊の世界最古の自動車専門誌AUTOCARの編集長として過ごしてきた。豪州でジャーナリストとしてのキャリアをスタートさせ、英国に移住してからもさまざまな媒体で活動。自身で創刊した自動車雑誌が出版社の目にとまり、AUTOCARと合流することに。コベントリー大学の客員教授や英国自動車博物館の理事も務める。クルマと自動車業界を愛してやまない。
  • 翻訳

    小島薫

    Kaoru Kojima

    ドイツ自動車メーカーの日本法人に在籍し、オーナーズマニュアルの制作を担当。その後フリーランスで翻訳をはじめる。クルマはハッチバックを10台以上乗り継ぎ、現在はクーペを楽しんでいる。趣味はピアノ。

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